ジェノア戦後にローマへの思いをスピーチしたトッティ [写真]=NurPhoto via Getty Images
昨シーズンまでローマでプレーし、クラブの“レジェンド”として君臨した元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが、今後はクラブスタッフとしてローマに携わるようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
現在40歳のトッティは、1989年にローマの下部組織に加入。1993年に16歳の若さでトップチームデビューを果たして以降、ローマ一筋でプレーし、公式戦786試合に出場、307得点を記録してきた。クラブの象徴的存在として、多くのファンや選手に慕われた同選手は、5月28日に行われたセリエA最終節のジェノア戦で途中出場を果たし、試合後には退団セレモニーが行われた。
その後、同選手の去就には注目が集まっており、東京ヴェルディの羽生英之社長が移籍交渉を認めたことも話題に。代理人である同選手の実兄に年俸100万ユーロ(約1億2400万円)を含む条件を提示したと報道された。しかし、これに対しトッティは3倍となる年俸300万ユーロ(3億7500万円)を要求したことで交渉はとん挫。
それでも羽生社長は交渉を続ける姿勢を見せていたが、今回トッティ本人がローマのフロント入りが近づいていることを認め、来日の可能性はほぼなくなったと見られている。
ローマのジェームズ・パロッタ会長と会談に臨んだトッティは、イタリアメディア『プレミアムスポーツ』に対して「まだ何もサインはしていないよ。今はまだローマの幹部ではないが、近日中にそうなるだろう」とコメント。
同クラブの新監督就任が決定したエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏も「パロッタとの会談の内容はよく分からないが、決定権のあるポジションにトッティがいてくれることを願っている。『ローマ』イコール『トッティ』だし、『トッティ』イコール『ローマ』だからね」と語り、“レジェンド”の幹部入りに期待を寄せた。
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By サッカーキング編集部
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