会見を行った村井満チェアマン。来季放映権について決定事項はないと明かした
6月21日、定例のJリーグ理事会が開催され、村井満チェアマンが記者会見を行った。来季Jリーグ放映権に関する議論が行われるということで大きな注目を集める会見となったが、村井チェアマンは「今日の議論を通じて結論は出ておりません」と、決定事項がないことを明らかにした上で以下のようにコメントした。
「12時から3時間くらいにわたって今回の放映権の販売に関する議論を行いました。今後のJリーグの発展を左右しかねない非常に重要な議論でございます。丁寧に情報の共有、入札いただいている会社の紹介など様々な議論をさせていただきました。いわゆる販売先、条件面ということで確定・決定したことはない。議論そのものは相当闊達な意見交換はありましたが、今日発表できる結論はないということでご承知いただきたい」
また「初めての議論でそのまま決めるというのは事務局が用意したものをそのまま通すのは今のJリーグのやり方ではありません。今日の理事会で初めて議論する内容があたかも決まったことかのように流れている。(来季放映権に)入札された3社はいずれもJリーグにとって重要な、大切なパートナーでございます。『Jリーグから何も返答がないけれど、裏で決まってしまったのか?』と疑心暗鬼を生じかねない」と一部報道に対しては静かな怒りものぞかせた。
一方、気になる今後については来季からの放送開始に向けた準備も必要なことから、「あまり悠長な議論もしていられない」とした上で、明言は避けたものの、遠からず結論を得たい考えも明らかにした。
By サッカーキング編集部
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