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川崎、大久保の記録更新弾などで“神奈川ダービー”に快勝…暫定首位キープ

2016.06.11

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第15節が11日に行われ、横浜F・マリノス川崎フロンターレが対戦した。

 代表戦が終わり再開を迎えたJリーグで、同じ神奈川県に本拠地を置く横浜FMと川崎が激突した。ファーストステージも残り3試合となり、7位の横浜FMは1つでも順位を上げて終わりたいところ。一方、暫定首位に立つ川崎は悲願の初タイトル獲得に向け、勝利が必須となる。横浜FMはMF中村俊輔、FW齋藤学らが先発。川崎はMF中村憲剛、FW大久保嘉人のほか、日本代表に選出されていたMF大島僚太、FW小林悠らがスタメンに名を連ねている。


 最初にチャンスを作ったのはアウェーの川崎。5分、右サイドから小林悠がグラウンダーのアーリークロスを入れると、ファーサイドの大久保が滑り込みながら右足で合わせる。しかしシュートは惜しくも左ポストに弾かれた。

 その後は互いになかなか効果的な攻撃ができないまま時間が経過したが、27分に川崎が先制する。左サイドから攻め込むと、クロスボールはDFにカットされたが、横浜FMがエリア手前でパスをつなごうとしたところにエドゥアルド・ネットが反応。インターセプトと同時に左足インサイドのシュートを放つと、これがゴール左下に決まった。

 横浜FMはカウンターやセットプレーから好機をうかがったが、結局1本もシュートを放つことができずに、前半は川崎の1点リードで折り返した。

 1点を追う横浜FMはハーフタイムに遠藤渓太を下げてマルティノスを投入。後半は徐々にペースを掴み、相手ゴールへ迫る場面も増え始める。

 ところが、なかなか同点ゴールを奪えずにいると、終盤に差し掛かった79分に川崎が追加点を挙げる。エリア内で中村憲剛からパスを受けた小林悠がDFに倒されてPKを獲得。これを大久保がゴール右上にきっちり決めた。大久保はこのゴールで自身の持つJ1最多得点記録を「166」に更新した。

 試合はこのまま2-0で終了。アウェーの川崎が“神奈川ダービー“を制して、暫定首位をキープしている。

 次節、横浜FMは18日に大宮アルディージャと、川崎は同日にアビスパ福岡と、それぞれ敵地で対戦する。

【スコア】
横浜F・マリノス 0-2 川崎フロンターレ

【得点者】
0-1 27分 エドゥアルド・ネット(川崎)
0-2 79分 大久保嘉人(PK)(川崎)

By サッカーキング編集部

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