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【予想スタメン】かつて覇権を争った磐田と鹿島が激突…相手を熟知した名波監督の手腕にも注目

2016.05.06

磐田の名波監督は現役時代に鹿島と多くの激闘を繰り広げている [写真]=Getty Images

ジュビロ磐田 前節4失点を喫した守備に課題、通算成績は大きく負け越すも好調攻撃陣の奮起に期待

 2試合連続完封から一転、前節はヴィッセル神戸に4失点を喫した。早急な守備の立て直しが求められるが、鹿島戦は中3日と修正期間が短く、不安を拭えないまま試合を迎えそうだ。神戸戦はキープ力と突破力に秀でたレアンドロとペドロ・ジュニオールの2トップの圧力に屈し、最終ラインが下がった。その結果、全体が間延びし、守備の連動性を失った。相手の背後を鋭く突く攻撃が得意な鹿島に、同じ失敗を繰り返せば、再び大量失点を喫してしまうだろう。


 神戸に大敗したが、収穫もあった。開始早々にカウンターで奪った先取点は、チームが目指す素早い攻守の切り替えから生まれた。高い位置でボールを奪い、得点につなげる理想的な攻撃が体現できたのは、今後に向けて大きな自信となる。エースのジェイが不在の中、アダイウトンが今季2点目を挙げるなど調子を上げてきた。途中出場した松井大輔、松浦拓弥、川辺駿も絶妙なコンビネーションから再三決定機を演出した。2点目こそ奪えなかったが、攻撃陣の好調ぶりはプラス材料だ。

 鹿島とはかつて覇権争いを繰り広げたが、リーグ戦の通算成績は11勝6分27敗と大きく負け越し。地力に差があり、苦戦が予想される。ただ、今季はリーグ戦で2敗したものの、いずれも次節に勝利を挙げている。4月29日の広島戦では、ホーム戦未勝利の呪縛も拭い去った。サポーターの大声援を受け、鹿島相手にもひるむことなく立ち向かえば、浦和レッズ、サンフレッチェ広島に続く強豪撃破も現実味を帯びてくる。(totoONE編集部)

■磐田予想スタメン
4-5-1
GK
カミンスキー
DF
小川大貴
大井健太郎
森下俊
中村太亮
MF
山本康裕
宮崎智彦
太田吉彰
小林祐希
アダイウトン
FW
齊藤和樹

鹿島アントラーズ 優勝戦線に残る上でも落とせない一戦、ベテランの復帰が士気向上の一助となる

 前節はアルビレックス新潟に2-1で勝利し、優勝争いに踏みとどまった。しかも連戦を考慮し、先発メンバーを3人入れ替えてもぎ取った勝ち点3。連係面や内容を見れば、納得できるものではなかったが、チーム全体のコンディションという点では、良い状態でアウェーの磐田戦に臨むことができる。

 待ち構えるのは、磐田の選手として現役時代に鹿島を苦しめた名波浩監督だ。引退後も鹿島の試合を定期的にチェックし、分析してきた。鹿島というクラブ、伝統のサッカーを最も知っている監督の一人と言える。その鹿島から勝ち点3を奪おうと、執念を燃やしてくるに違いない。

 鹿島は小笠原満男が先発に復帰する見込み。新潟戦では終盤、途中出場で短い出場時間だったが、ピッチの空気を変える働きで試合を締めた。攻守のスイッチとなる40番は、37歳を迎えてもなお、欠かせない存在。いつもどおり「勝たなきゃ意味がない」と勝ち気をまとってピッチに向かう。そして左サイドバックには、太ももの張りで2試合欠場した山本脩斗が先発に戻ってきそうだ。さらに、試合2日前の紅白戦で主力組に入った杉本太郎が好調。今季はここまで出場機会に恵まれていないが、先発する可能性もある。

 暫定ながら、首位浦和レッズとの勝ち点差は「2」に縮まり、優勝戦線に残る上でも勝ち点3が欲しい磐田戦。鹿島が2連勝を目指し、アウェイの地に乗り込む。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
土居聖真
ジネイ

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