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【予想スタメン】“神奈川ダービー”は相性面で横浜FMに分…中村俊輔は過去8得点を記録

2016.04.28

“湘南キラー”の中村俊輔に期待が掛かる [写真]=Getty Images

横浜F・マリノス 仕切り直しの一戦、大卒ルーキー新井&富樫の先発起用が濃厚

 前節は昨季覇者のサンフレッチェ広島との上位対決を1-2で落とし、開幕戦以来となる敗戦。第8節で初めて複数失点を喫し、連続無敗は惜しくも「6」(うち4勝)でストップした。ゴールは中村俊輔のPKによる1点止まり。決定力不足は課題だが、後半だけでシュート10本を放つなど攻勢を強めた内容は悪くない。


 上位追撃へ仕切り直しの一戦は“神奈川ダービー”。ホームで好相性の湘南戦だ。昨年9月のアウェイ戦で引き分けるまで10連勝。通算対戦成績では16勝1分5敗と大きく勝ち越す。

 注目したいのは中村俊輔だ。湘南戦は1997年にプロ初ゴール、1998年にハットトリックを決めるなどキラーぶりを発揮しており、チーム最多の8ゴールを記録。相手のプレスをいなし、正確無比の左足で勝利を演出してくれるはずだ。

1トップは調子が上がってこないブラジル人のカイケに代えて、リオ五輪代表候補の大卒ルーキー富樫敬真の可能性も浮上している。裏への抜け出しを得意とするFWの一発に期待が集まる。

 また、ここまで全試合にフル出場してきたセンターバック、ファビオが累積警告で出場停止。新井一耀のスタメンが濃厚で、大卒ルーキーは「最初のディフェンスでしっかりいけたら大丈夫だと思う。集中して試合に入りたい」と意気込んでいる。

 首位の浦和とは勝ち点差「5」。今節はリーグ戦未勝利と苦しむ相手だが、エリク・モンバエルツ監督は「結果は出ていないが、実力はある。湘南は自分たちのスタイルを持っている」と気を抜かずに勝利を目指す。(totoONE編集部)

■横浜FM予想スタメン
4-2-3-1
GK
飯倉大樹
DF
小林祐三
中澤佑二
新井一耀
下平匠
MF
喜田拓也
中町公祐
マルティノス
中村俊輔
齋藤学
FW
富樫敬真

湘南ベルマーレ リーグ戦未勝利が続くも神谷、齊藤ら若手の奮闘に光明

 湘南は前節、ホームに大宮を迎え、0-1で敗れた。リーグ戦はこれで5連敗、ホームでもまだ勝ち点を奪えていない。

 ただ、並べれば同じ黒星もその色合いは異なる。ピッチ上での互いの声掛けとそれぞれの強い責任感を背景に、前節は前半をスコアレスで折り返した。後半に入り相手に先制を許すも、反撃に出る一方でそれ以上の失点を防いだ。幾度か重ねたチャンスを決め切れなかった点は引き続き磨いていく課題だが、リーグ戦の複数失点が開幕から続いていたことを思えば、容易に後手を踏むことなくゲームを作ることに一定の成果を収めていた。

 若手の躍動も貴い。高卒ルーキーの神谷優太や湘南ユース所属の齊藤未月など途中出場のメンバーがチームを活性化し、攻勢を促した。年齢の別なく育まれるチーム内の競争は、この先きっと明るい結果をもたらすだろう。

 今節で対戦する横浜FMとの過去の戦績は芳しくない。6勝2分18敗と水をあけられ、日産スタジアムでの勝利も記憶に遠い。個々の才能とゲームをコントロールする術に長ける百戦錬磨の横浜FMに対し、一矢を報いたい今節である。

 ところで、藤田祥史や武田英二郎、奈良輪雄太、端戸仁、長谷川アーリアジャスールなど、湘南には横浜FM出身の選手が少なくない。チーム内の激しい競争の中、彼らをはじめ、それぞれが日々コンディションを高めている。リーグ戦今季初勝利を期して誰がピッチに立つのか、メンバーにも注目したい。(隈元大吾)

■湘南予想スタメン
3-4-2-1
GK
村山智彦
DF
岡本拓也
アンドレ・バイア
三竿雄斗
MF
奈良輪雄太
石川俊輝
パウリーニョ
菊池大介
キリノ
高山薫
FW
藤田祥史

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