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「サッカーを辞めることも考えた」…DF伊野波、神戸に4年ぶり復帰

2016.02.09

神戸復帰が発表された伊野波雅彦(写真は2012年) [写真]=Getty Images

 ジュビロ磐田との契約満了が発表されている元日本代表DF伊野波雅彦が、ヴィッセル神戸へ完全移籍することが決まった。9日に神戸が発表した。

 伊野波は1985年生まれの30歳。2006年に阪南大学からFC東京に加入した後、鹿島アントラーズとクロアチアのハイデュク・スプリト、神戸を経て、2013年に磐田に加入した。2015シーズンの明治安田生命J2リーグでは32試合に出場し、J1昇格に貢献。2014年のブラジル・ワールドカップのメンバーに選出されるなど日本代表としても活躍し、国際Aマッチ21試合出場1得点を記録している。


 昨年11月30日、磐田との契約満了が発表されていた伊野波。4年ぶりの神戸復帰を果たし、「この度、再びヴィッセル神戸でお世話になることになりました。昨年、シーズン終了と同時にジュビロ磐田から戦力外通告を受け、国内外の様々チームと移籍の交渉を進めてきました。この間、考える期間が長かったため、このままサッカーを辞めることを考えたこともありました。色々な思いを巡らす中で、常に頭の中に神戸でやり残してきた思いがありました。2012年のシーズン終了後、チームがJ2降格となったタイミングで移籍し、神戸では何も成し遂げられなかったと思っていました。今回、色々な方の尽力により、再びヴィッセル神戸でプレー出来るチャンスをいただき、J1の舞台で戦う環境をいただきました。本当に感謝しております。同時に、神戸でやり残してきた思いを成し遂げるチャンスをいただけたと思っています。ファン・サポーターの皆様に、今の自分の思いを理解していただくためには、自分のプレーと結果で表現するしかないと思っています。2016シーズン、全身全霊でチームのため、神戸のために、全てをかけてプレーしたいと思います。どうか見ていてください。よろしくお願いします」と、コメントを寄せている。

 なお、伊野波の背番号は「39」に決まった。

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