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昨年同様3回戦で激突…帝京長岡が2年連続で神戸弘陵に勝利、ベスト8へ

2021.01.03

2年連続同カードの対戦は、帝京長岡に軍配 [写真]=鈴木颯太朗

 第99回全国高校サッカー選手権大会3回戦が3日に行われ、神戸弘陵(兵庫)と帝京長岡(新潟)が対戦した。

 昨年度大会の3回戦でも両チームは激突しており、当時は帝京長岡の攻撃陣が爆発。5-0で勝利を収めていた。今大会の試合では序盤から点の取り合いに。8分、神戸弘陵の“背番号10”を着用する徳弘匠がドリブルで持ち運び、自らフィニッシュへ。冷静に放たれたシュートがネットを揺らし、神戸弘陵が先手を取った。

 1点ビハインドとなった帝京長岡も反撃に転じる。14分、ペナルティエリア内の混戦から、こぼれ球を拾った葛岡孝大が強烈なシュートを叩き込む。帝京長岡が序盤のうちに試合を振り出しに戻した。その後は両者高いインテンシティを保ちながら攻撃の機会をうかがうも、スコアは動かず。前半はこのまま終了した。

 後半に入っても互角の展開が続き、激しい攻防戦が繰り広げられると、54分に帝京長岡が再び試合を動かす。コンビネーションプレーで右サイドから崩すと、廣井蘭人のラストパスを上野一心が流し込み逆転に成功した。勢いに乗る帝京長岡はその2分後、葛岡のコーナーキックからキャプテンの川上航立がヘディングシュートを決めて3点目を奪った。

 2点ビハインドとなった神戸弘陵も怒涛の攻撃を見せるが、なかなかネットを揺らすことはできない。試合はこのままタイムアップを迎え、2年連続の同カードとなった一戦は帝京長岡に軍配が上がった。勝利した帝京長岡は、5日に行われる準々決勝で市立船橋(千葉)と対戦する。

【スコア】
神戸弘陵 1-3 帝京長岡

【得点者】
1-0 8分 徳弘匠(神戸弘陵)
1-1 14分 葛岡孝大(帝京長岡)
1-2 54分 上野一心(帝京長岡)
1-3 56分 川上航立(帝京長岡)

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