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帝京長岡、県勢初の選手権ベスト4も…「あくまでも目標は“日本一”」

2020.01.05

帝京長岡が新潟県勢初の選手権ベスト4進出を決めた[写真]=松橋隆樹

 第98回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が行われ、帝京長岡(新潟)と仙台育英(宮城)が対戦。開始1分に京都サンガF.C.に入団が内定している谷内田哲平が先制点を奪うと、ここまで無失点の守備陣が再び奮起し、1-0で勝利。新潟県勢として初の選手権ベスト4進出を決めた。

 試合後、帝京長岡を率いる古沢徹監督は試合後、「うれしいです」と喜びを語るも、1月11日の準決勝を見据えていた。

「苦しいゲーム展開で、立ち上がりの1点を守り切った形になりました。高校サッカーの捨て身で来る相手に対して、自分たちのボールを動かすサッカーがまだまだできなかった。伸びしろなので良い準備をして。高校サッカー界で一番良い相手の青森山田さんとできるので、次の準備をしていきたいと思います」

 帝京長岡は昨年、準々決勝まで駒を進めるも、壁を破れず敗退した。迎えた今年度はJ内定選手を複数人擁し、大会前から“優勝候補”として視線を集めてきた。その注目に応えるようにトーナメントを勝ち上がった。“ボールを動かすサッカー”という攻撃的なコンセプトに加え、今大会は守備陣も好調。98回にわたる大会史の中で県勢初の快挙を達成した。それでも、目標は“日本一”だ。

「この1年間で超えられたものではない。今まで新潟県の他の学校や、去年も含めて積み上げてきたものなので。でも、ベスト4はゴールじゃないので、あくまでも目標は“日本一”なので。あと2試合、このチームでできるように。青森山田さんに勝って、ファイナルで勝って日本一ということをブラさずに選手とスタッフが一体感を持ちたいと思います」(古沢監督)

 頂点まであと2つ。青森山田と帝京長岡の準決勝は11日、埼玉スタジアム2002でキックオフを迎える。

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By サッカーキング編集部

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