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乱打戦の末にPK戦へ…“死闘”を制したのは四中工! 日章学園は持ち味全開もわずかに及ばず

2020.01.03

四中工・森夢真(中央:背番号10)はこの日2ゴールを奪った

 第98回全国高校サッカー選手権大会・3回戦が3日に行われ、四日市中央工業(三重)と、日章学園(宮崎)が対戦した。

 試合は思わぬ形で動くこととなる。11分、日章学園のビルドアップに猛然とプレスをかけた四中工の森夢真がボールを奪うと、PAに待ち構えた相手DFにも勢いそのままにプレッシング。すると、相手がクリアしたボールが森の足に当たって枠の方向へ。意表を突かれたGKの頭上を超えてゴールに吸い込まれた。森は1回戦から3試合連続ゴールを記録して幸先よく先制点を得る。

 その後は日章学園が数々のチャンスを迎えるものの、GK有留奎斗を中心とする四中工の粘り強いティフェンスを前に、決めきれないまま前半を終える。

 後半に入ると、日章学園が猛攻を開始。開始早々の46分、ペナルティエリア手前でボールを受けた鈴木陽介が巧みなフェイントで相手をかわしながらエリア内に進入。枠の左に正確なシュートを流し込んで、まず同点に追いつく。その4分後には、ショートコーナーから濱松凛がクロスを上げると、ゴール正面で相手を背負った木脇蓮苑が頭で押し込んで、あっという間に逆転に成功する。

 しかし、ここで四中工も一歩も引かない。53分に宮木優一のゴールで同点に追いつくと、そのわずか3分後に相手のハンドで得たPKを森が冷静に決めて試合をまたもやひっくり返す。四中工が怒涛の攻めを見せたが、日章学園もここでさらにギアを上げると、直後に鈴木が果敢なドリブル突破でPKを獲得。これを鈴木が決め、3-3と試合はまたも振り出しに戻る。

 8分で4ゴールが生まれる乱打戦となったが、そこからは決定機を互いに決めきれず。試合は同点のままPK戦に突入する。日章学園は2回戦でもPK戦で大活躍したGK清原寛斗がまたも最終盤に投入されると、2人目で見事にコースを読んでファインセーブ。日章学園がリードを奪うものの、4人目、5人目が立て続けにPKを失敗。4-3で四中工が準々決勝に駒を進めた。

【スコア】
四日市中央工業 3-3(PK:4-3) 日章学園

11分 1-0 森夢真(四日市中央工業)
46分 1-1 鈴木陽介(日章学園)
50分 1-2 木脇蓮苑(日章学園)
53分 2-2 宮木優一(四日市中央工業)
56分 3-2 森夢真(四日市中央工業)
58分 3-3 鈴木陽介(日章学園)

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By サッカーキング編集部

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