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武藤が復帰戦でゴールも…神戸が2度のリードを守りきれず、傑志とドロー

2022.05.01

負傷からの復帰戦でゴールを決めた武藤嘉紀 [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループJ第6節が5月1日に行われ、ヴィッセル神戸(日本)と傑志(香港)が対戦した。

 既にグループステージ突破を決めている神戸は、4月25日のチェンライ・ユナイテッド(タイ)戦からメンバーを5名変更。山口蛍、井上潮音らは引き続きスタメンに名を連ねた。

 試合は神戸がボールを握る展開となるも、効果的なボールをゴール前に入れることができない。32分には背後へのスルーパスからピンチを迎えるも、大﨑玲央がギリギリのところでカバーリングを見せてシュートブロック。ピンチを迎えるも失点は許さなかった。

 その後も神戸は攻めあぐねる時間帯が続くも、41分、山口蛍が左サイドで粘って中央へパスを送ると、リンコンが巧みなターン。相手DFのファウルを誘い、PKを獲得した。倒されたリンコン自身がキッカーを務めると、GKの逆を取る冷静なシュートを沈め、神戸が先制に成功した。

 このままハーフタイム突入かと思われた前半アディショナルタイム、神戸は大﨑のハンドでPKを献上。このPKをデヤン・ダムヤノビッチが落ち着いて右隅に決め、試合は振り出しに戻った。

 後半に入っても試合の様相は変わらず。神戸はボールを保持できるが、危険なエリアまでボールを運ぶことはできない。64分には大迫勇也、郷家友太に加えて、負傷からの復帰戦となる武藤嘉紀を投入して攻撃の活性化を図る。

 76分には初瀬亮が左サイドをドリブルで突破してクロスを送り、郷家がヘディングシュートを狙う。しかし、シュートは枠を捉えることはできない。

 神戸はなかなか反撃の糸口を掴めずにいたが、セットプレーから決定機を作り出す。87分、右コーナーキックのチャンスを迎えると、キッカーを務めた井上が正確なボールを供給。大迫がニアに相手DFを引きつけると、その後ろで武藤がフリーに。ピンポイントクロスから武藤が頭でネットを揺らし、神戸が勝ち越しに成功した。

 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、傑志が再び反撃へ。左コーナーキックを獲得すると、右足から放たれたボールにラウル・バエナが頭で合わせる。土壇場で傑志が同点に追いついた。

 試合はこのまま2-2でタイムアップ。勝ち点1を積み上げた神戸が、グループステージ首位通過を決めている。

【スコア】
傑志 2-2 ヴィッセル神戸

【得点者】
0-1 44分 リンコン(PK/ヴィッセル神戸)
1-1 45+3分 デヤン・ダムヤノビッチ(PK/傑志)
1-2 87分 武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)
2-2 90+1分 ラウル・バエナ(傑志)

【スターティングメンバー】
ヴィッセル神戸
GK:前川黛也
DF:山川哲史(76分 尾崎優成)、槙野智章、小林友希(64分 郷家友太)、初瀬亮、大﨑玲央
MF:山口蛍(46分 櫻内渚)、井上潮音、中坂勇哉、日高光揮(64分 武藤嘉紀)
FW:リンコン(64分 大迫勇也)

By サッカーキング編集部

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