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川崎F、激闘の末に16強敗退…昨季ACL王者・蔚山にPK戦で敗れる

2021.09.14

ACLで蔚山現代と川崎フロンターレが対戦した [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・ラウンド16が14日に行われ、蔚山現代(韓国)と川崎フロンターレが対戦した。

 今大会のグループステージで全勝を収めたのは両クラブのみ。昨季のACL王者・蔚山と、悲願の初優勝を目指すJ王者・川崎Fが、早くも顔を合わせた。

 川崎Fは開始45秒に最初のシュート。スルーパスに抜け出した小林悠がペナルティエリア手前から左足でゴール右下を狙うが、相手GKに防がれる。一進一退の攻防が続くなか、14分にはレアンドロ・ダミアンの落としを受けた脇坂泰斗がペナルティエリア手前で右足を振り抜くが、惜しくも枠を外れる。

 蔚山は23分、左サイドからホン・チョルが鋭いクロスを供給。中央のオ・セフンが頭で合わせたシュートは、相手GKチョン・ソンリョンのファインセーブに阻まれた。前半はお互いに得点が生まれず、スコアレスで折り返した。

 川崎Fは後半に入ってから試合の主導権を握るが、なかなか決定機には至らない。64分には家長昭博、ジョアン・シミッチとつなぎ、2列目から飛び出した脇坂が合わせたが、足を滑らせてシュートは枠を大きく外れる。一方、蔚山も後半終盤になって攻勢を強めるが、川崎Fの集中した守りに阻まれる。結局、フルタイムで得点は生まれず、試合は延長戦に突入した。

 川崎Fは延長前半終了間際に絶好機を迎える。左サイドでフリーキックを獲得すると、キッカーの家長はファーサイドのシミッチにストレート系の浮き球を供給。シミッチは頭で中央に折り返すと、反応した知念慶がゴール前で合わせる。ヘディングシュートを放ったが、相手GKチョ・スヒョクのファインセーブに阻まれた。

 両者の疲労の色が濃くなるなか、川崎Fは111分にアクシデントが発生。山村和也が足を痛めてピッチに座り込み、担架に運ばれてピッチを後に。川崎Fは同選手に代えて塚川孝輝を投入した。

 蔚山は112分、後方からのロングボールに抜け出したキム・ジヒョンが頭で落とし、飛び込んだイ・ドンジュンが右足で合わせる。しかし、シュートは枠の左に外れる。対する川崎Fは116分、ゴール前でのパス回しから決定機。家長が浮き球でゴール前に流し、知念の落としに飛び込んだ橘田健人が合わせたが、枠を捉えることはできない。

 120分、川崎Fがピンチを迎える。蔚山が左コーナーキックから浮き球を送ると、飛び出したGKチョン・ソンリョンはキム・ジヒョンとの競り合いでボールをファンブルしてしまう。ボールはゴールへと向かったが、右のポストに救われた。

 延長戦でも決着はつかず、試合はPK戦に突入する。お互いに1人目が成功すると、2人目はともに失敗。川崎Fは3人目の遠野大弥が成功し、蔚山の3人目をチョン・ソンリョンがストップする。しかし、川崎Fは4人目のシミッチと5人目の家長が失敗し、蔚山は2人連続で成功。蔚山が3-2でPK戦を制した。

【スコア】
蔚山現代 0-0(PK戦:3-2) 川崎フロンターレ

By サッカーキング編集部

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