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FC東京、初のACLベスト8進出はならず…アディショナルタイムに痛恨の失点

2016.05.24

土壇場の失点でACL敗退が決まり、肩を落とすFC東京の選手たち [写真]=三浦誠

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・決勝トーナメント1回戦セカンドレグが24日に行われ、上海上港(中国)とFC東京が対戦した。

 初のベスト8進出を目指すFC東京はホームでの第1戦を2-1で制した。敵地に乗り込んでの第2戦では引き分け以上で勝ち抜けが決まる状況だ。ファーストレグからメンバーに変更はなく、2得点を挙げて勝利の立役者となったMF水沼宏太や、DF森重真人らが先発に名を連ねた。一方、逆転突破を狙う上海上港はブラジル人FWエウケソンやアルゼンチン人MFダリオ・コンカらを起用。負傷中のガーナ代表FWアサモア・ギャンは引き続きメンバー外となっている。

 序盤は1点が必要な上海上港が敵陣に押し込む展開となるが、FC東京も集中した守備でゴールを割らせない。19分には右サイドからのFKをコンカが左足でゴール前に蹴り込み、キム・ジュヨンがヘディングで合わせたが、GK秋元陽太が好セーブで凌いだ。

 上海上港は28分、前線でボールを持ったウー・ライがエリア内右に浮き球のスルーパスを送り、抜け出したエウケソンが右足ダイレクトで狙ったが、シュートは枠の右に逸れた。直後の30分には左サイドのスン・シアンがクロスを供給し、ゴール前のウー・ライが頭で合わせる。シュートは枠を捉えたが、GK秋元が再び好セーブで弾き出した。

 我慢の時間が続いたFC東京は33分、カウンターを仕掛けるとドリブルでエリア手前右に持ち上がった水沼が切り返しから左足でミドルシュートを狙ったが、ここはGKにキャッチされた。

 その後も上海上港の攻撃が続いたが、結局得点は生まれず0-0のまま前半を折り返す。

 後半に入り51分、FC東京が決定機を迎える。前線でロングボールを受けた前田遼一がヘディングでエリア手前中央の羽生直剛に落とすと、羽生はエリア内に抜けだした前田にスルーパス。GKと一対一を迎えた前田は右足でゴール左を狙ったが、GKの足に阻まれ得点とはならなかった。

 FC東京は65分、水沼に代えて阿部拓馬を投入した。しかし直後の66分には上海上港がチャンスを作る。右サイドからキム・ジュヨンがクロスを供給し、ファーサイドに流れたウー・ライが左足ダイレクトで合わせたが、このシュートはGK秋元が体を張って防いだ。

 逃げ切りたいFC東京は80分、東慶悟に代えて河野広貴を投入。さらに85分には羽生を下げて丸山祐市をピッチへ送り出す。

 しかし後半アディショナルタイム1分、上海上港はエウケソンがミドルシュートを放つと、GKが弾いたところをウー・ライが押し込んで、土壇場で先制に成功。試合はこのまま1-0でタイムアップを迎えた。この結果、2試合合計スコアが2-2となり、アウェーゴールを奪っている上海上港がベスト8進出を決めた。

【スコア】
上海上港 1-0(2試合合計:2-2) FC東京
※アウェーゴール数で上回る上海上港がベスト8進出

【得点者】
1-0 90+1分 ウー・ライ(上海上港)

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By サッカーキング編集部

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