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実力不足を認めつつ、チームの成長を誓う遠藤「逃げずにチャレンジする」

2015.10.21

広州恒大戦に先発出場した遠藤保仁 [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝セカンドレグが21日に行われ、ガンバ大阪は0-0で広州恒大と引き分けた。しかし、2試合合計スコアで1-2と下回り、7年ぶりの決勝進出はならなかった。

 敵地で行われたファーストレグを1-2で落としたG大阪。この試合では最低でも1ゴールを奪うことが必要とされ、序盤からボールをつないで得点機会をうかがった。相手陣内深くまで攻め込み、ゴールに迫る場面もあったが、試合終盤のパワープレーも実らず最後まで得点を奪うことはできなかった。

 試合を振り返った遠藤保仁は「チャンスは確かに作っていましたけど、ちょっと少なかった。もちろん残念な結果ですけど、トータルスコアで負けてしまった事実がある」と決定機の少なさが現在の実力を示していると述べた。

 相手のペナルティエリア手前まで攻め込みながらも、得点を奪えなかった要因としては「最後のところの精度と工夫」だと語り、「(得点が)入るときは入りますから。一概に決定力不足と片付けられるものではないので、そこの精度を上げていきたい」とゴール前でのプレーの質の差が結果につながると述べた。

 それでも2試合を通じて相手に大きく劣るような場面はなく、遠藤自身も「苦しい試合展開でも勝ちきるゲームを増やしていけば、チャンスは必ず大きくなっていく」と主張。あとは勝負強さが求められる。「ACLでもみんな少しずついい経験をしていますし、もともと多くの経験がある選手もいます。アウェーゲームの重要性を改めて感じましたけど、そこさえクリアできれば十分チャンスはある」と今回の経験が次につながるはずだと話した。

 遠藤は2008年のACL優勝メンバーの一人。当時は攻撃的なサッカーでアジア制覇を成し遂げた一方、リーグ戦は8位に終わった。「より安定して戦えているのは今」と語るように、昨季は勝負強さを見せて3冠を達成。今季もヤマザキナビスコカップ、2015明治安田生命J1リーグ、天皇杯でタイトルを獲得する可能性を残している。

 シーズン最終盤、そして将来に向けては「(広州恒大を)仕留められなかったのは自分たちの力が足りなかったから。そこから逃げずにどんどんチャレンジしながら力をつけていければ、JリーグやACLでも勝てるチームになっていける」と、チャレンジする姿勢を継続することがタイトルへの近道だと力強く語った。

 J1の年間順位で4位のG大阪は、チャンピオンシップ出場圏内の3位FC東京を勝ち点2差で追う。25日に行われるセカンドステージ第15節で、ベガルタ仙台とのアウェーゲームに臨む。

By サッカーキング編集部

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