2016.06.30

【レポート】データ解析が変える日本サッカーの未来

サッカー総合情報サイト

 6月23日(木)に東京都八丁堀のFootball★Plazaで、サッカーキング・アカデミー データスタジアム 特別セミナー「データ解析が変える日本サッカーの未来」が開催され、学生やビジネスマン約50人が参加した。

 講師を務めるのは、データスタジアム株式会社 フットボール事業部 兼 新規事業推進部
アナリスト 加藤健太氏と、フットボール事業部 藤宏明氏。加藤氏は、1981年生まれ、東京大学卒業後、システムインテグレーターにてSEとして官公庁向けシステムの開発に従事。
その後、ITベンチャー企業にてCTOとしてモバイルWebサービスの開発に携わり、2014年1月より現職。現在は、チーム向けに提供する分析データやソフトウェアの作成/提供、データの管理および分析用データの抽出/生成などを担当している。藤氏は、1982年生まれ、筑波大学卒業後、ヴィッセル神戸にてチームマネージャー、分析担当として従事。その後、2014年から名古屋グランパスでコーチ(分析担当)を経験。2016年2月より現職。現在は、チーム向けの分析システムなどの営業やトラッキングシステムの運用などを担当している。

 第1部を務めた加藤氏は、「サッカーにおけるデータ収集と分析および今後のデータ活用の可能性」について講義を行った。「みなさんに知っていただきたいのは、データは主役にならないということです。主役はピッチ上の選手ですし、データはあくまでもサポートツールです」。加藤氏は初めにこう話し、Jリーグ公認のデータを提供するデータスタジアム株式会社の事業説明を行った。また今後のデータ活用の可能性について「ピッチ上のパフォーマンスだけを計ってきたデータが、これからはピッチ外のさまざまなものをデータとして表せるようになっていきます。サッカーに関係のない方たちも専門性を生かせば、チームに関わるチャンスが拓けると思っています」と語る。

 第2部は「データ分析の現場での活用と今後の発展について」藤氏が講義を行った。「神戸にいる時に、小川慶次郎選手のスピードと持久力には驚かされました。スピードか持久力、どちらか一方が優れている選手は多くいますが、彼は違いました。Jリーグにトラッキングデータが導入される前からすごいと思っていましたが、データもその通りに出ましたよね」。藤氏は、ヴィッセル神戸や名古屋グランパスでの分析担当としての経験談を交えながら、現場の意見を中心に、データの具体的な活用方法を説明しながら講義を進めた。

 1部と2部の講義終了後には、それぞれ質疑応答の時間が設けられ参加者からの質問が多く挙げられた。参加者からの質問に対して、ひとつひとつ丁寧に回答する加藤氏と藤氏の様子が印象的だった。アンケート回答には「トラッキングデータについて興味があったので、それが理解できて満足しています。現場のお話も聞けて、データ活用のイメージが湧きました」といった感想も挙げられた。

 講義終了後の懇親会では、加藤氏や藤氏への質問を行う他にも、参加者同士で親睦を深め、積極的に情報交換を行っていた。

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