2014.05.25

Fリーグ オーシャンカップ2014 大会最終日……名古屋が町田を破って5連覇達成

2010年からとなる大会5連覇を達成した王者・名古屋オーシャンズ [写真]=本田好伸

140525_SK_OAC_01 25日、Fリーグ オーシャンカップ2014の決勝戦が小田原アリーナで行われ、名古屋オーシャンズがペスカドーラ町田を破り5年連続5度目の大会制覇を成し遂げた。また3位決定戦は、地元開催となった湘南ベルマーレがシュライカー大阪をPK戦の末に下してチーム初の3位を手にした。

 決勝戦は拮抗したゲームになった。立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けた名古屋は、左サイドのシンビーニャからの折り返しを北原亘がファーサイドで合わせて、開始わずか1分で幸先良く先制点を挙げる。しかしビハインドを負った町田もゴール前でチャンスを作り出すと、11分には中井健介が右サイドからミドルシュートを決めて同点に追い付く。試合は序盤から熱を帯びていた。

 そして13分、立て続けにゴールが生まれる。カウンターから森岡薫が吉川智貴との連係でゴールを奪い名古屋が勝ち越しに成功。対する町田はその20秒後、篠崎隆樹の豪快なボレーシュートでネットを揺らして再びの同点に。しかしその20秒後、セットプレーから白方秀和がゴールを沈めて名古屋が三度勝ち越した。スコアは3−2。まさに一進一退の攻防が繰り広げられていた。

 同点としたい町田は後半早々から積極的にゴールを狙っていくが、22分に最大のピンチが訪れる。攻守の要である大地悟が2枚目のイエローカードで退場となり、1人が欠けた4対5で戦う状況を招いてしまった。しかしこの窮状をGKイゴールと滝田学、横江怜、篠崎の4人で耐えしのぎ、2分後に再び5対5の状況に戻ると、会場内に町田の追い上げムードが漂い始めていた。

 しかし追われる名古屋に慢心はなかった。27分、ボールを奪取した吉川が右サイドを駆け上がると、ゴールライン際でディフェンスを引き付けて中央へラストパス。この決定機に走り込んだ渡邉知晃が狙い澄ましたシュートで確実にゴールを陥れリードを2点に広げた。

 町田も諦めてはいない。28分、後呂康人が右サイドで強烈なミドルシュートを放つと、ゴール前の永島俊がコースを変えて1点差に迫るゴールを奪うと、その後もチャンスを作り出していく。試合は1点を争う激しい攻防を見せていた。そして38分、町田はフィールドプレーヤーの篠崎をGKと交替してのパワープレーを開始。常に数的有利の状況を作れるメリットと引き換えにゴール前をがら空きにするというハイリスクな攻撃に望みを託す。しかし、名古屋の集中したディフェンスに遭いゴールを奪うことができないまま4−3でタイムアップ。名古屋が2010年大会からとなる5連覇を達成した。

 今大会は、直前まで行われていたAFCフットサル選手権(アジア選手権)を戦い、シーズンオフがなかった日本代表選手の出場を見送るチームや、本格的に新シーズンのトレーニングを始めてから数日しか経っていないチームなど、各チーム状況は様々だった。その中で改めて示されたのは、頭一つ抜け出した名古屋の強さに他ならない。「名古屋というチームには、常にタイトルを目指し、勝たないといけない義務がある。そのために、(森岡、渡邉、吉川の)日本代表メンバーも起用した。(昨シーズンの終了直後から日本代表活動に参加していたために)彼らは3日間しか休んでいなかったがしっかりとプレーしてくれた」(ビクトル アコスタ監督)。敗北は許されないという王者の意地とプライドが、選手たちを突き動かしていた。

 敗者となった他チームにとっても、大きな価値がある大会となった。決勝戦で敗れた町田だけではなく、多くのチームの監督や選手が口にしていたコメントがある。「この悔しさをバネに、リーグで借りを返したい」。各チームは、大会期間中にいくつもの課題と収穫を手にしたはずだ。約1カ月後の6月27日に開幕するFリーグの舞台で、彼らはそれぞれどんな進化を遂げたプレーを披露してくれるのだろうか。大きな期待感を抱かせながら、Fリーグ オーシャンカップ2014が幕を閉じた。

~北條初夏の陣 wz WARRIOR~ Fリーグ オーシャンカップ2014 in 小田原アリーナ
開催日:2014年5月22日〜25日
会場:小田原アリーナ/神奈川県

[4日目/試合結果]
3位決定戦
13:00 シュライカー大阪 1(PK4-5)1 湘南ベルマーレ
決勝戦
15:45 名古屋オーシャンズ 4-3 ペスカドーラ町田

写真・文◆本田好伸

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