サッカーを始め“スポーツ界の即戦力”を育てることに尽力する東京スポーツ・レクリエーション専門学校(TSR)。そこでサッカープロコーチ育成プログラムを担当する、講師2人にオランダ流の育成メソッドを語ってもらった。

お二人は普段から子供たちとの関わりが多いと思いますが、幼ない子供たちを指導する難しさを感じることはありますか?
和賀 自分ではあまり難しいとは感じていません。私はサッカーを通して、いかに子供たちと“遊べる”かを大事にしていて、子供たちが頑張る姿や楽しむ姿をいかに引き出すかを大切にしています。実はそれが私たちコーチにとっての一番難しいテーマなんですけど……。子供たちの性格は一人ひとり違います。コーチをいたずらしてくるやんちゃな子もいますしね(笑)。そういったことを“個性”として理解し、受け入れてあげることが大事なんだと思っています。そうした活動を通してコミュニケーションを取り、サッカーの魅力を伝えていく。それがこの仕事の一番の魅力であり、難しさなのかもしれません。
平野 確かに“個”あってこその“集団”だと考えていますので、子供たちの個性を引き出してあげることは重要だと思います。小さい時から戦術を理解させたり、チームのために何かをするということを教えるのは難しい。まずはコーチがしっかりと“個”を伸ばしてあげられるように子供たちと接していくことが大事だと思います。
この学校に入学してくる学生の方の中には、「サッカーがあまりうまくないから、コーチには向いてないのではないか?」と思っている方がいるかもしれません。
和賀 私もJリーグでプレーした経験があるわけではありません。長年、サッカーをやってきましたが、レベルの高いチームでプレーしていたわけではないので、技術に関してあまり気にしすぎることはないと思っています。むしろ、気にするべきことは子供たちの“一瞬一瞬”を大切にしてあげるということ。子供たちが何を考えているのか、きちんと察してあげられるようになる。それがコーチを目指す者としては重要だと思うんです。そういった視点というのは、逆にプロ選手にはないものかもしれませんから。
平野 私も子供たちと接する上で一人ひとりをしっかり見ることを心掛けています。子供たちはすごく吸収力がありますから、「サッカーに限らず“何か”を伝える」というのはすごく責任のある仕事です。「自分にはどういう知識があるか」、「自分の経験をどのように伝えるか」というのが重要になってくると思います。ですから、プロ選手としてのキャリアがあろうとなかろうと、そういう部分はそれほど関係ないと思います。
「サッカーコーチという生き方『「指導者も一度基礎に戻ることが必要であり大事なこと』」 に続く


[学科]
スポーツトレーナー科(1コース、3専攻)、サッカーコーチコース、アスレティックトレーナー専攻、パーソナルトレーナー専攻、メディカルトレーナー専攻、アスレティックトレーナー養成科、スポーツインストラクター科、スポーツビジネス科、こどもスポーツ科
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