6月8日に迫ったユーロ2012の開幕。“欧州最強国決定戦”を直前に控える今、大会に懸ける列強国たちの戦いを振り返ろう。彼らを知ることで、ユーロがより面白くなる!

■予選成績
GROUP D 1位
6勝3分1敗
6大会連続8回目の本大会出場
前監督レイモン・ドメネクのマネージメント能力の欠如、若手とベテランの確執など、ピッチ内外で多くの問題を抱えていた“レ・ブルー”は、南アフリカ・ワールドカップ惨敗後の2010年8月、万を持してローラン・ブランを新監督に招へいした。
選手としてフランス・ワールドカップ、ユーロ2000の優勝を経験した“英雄”は、ティエリ・アンリやウィリアム・ギャラスといった古参を一掃し、チームの若返りに着手。ユーロ予選では初戦こそ黒星を喫したものの、その後は主砲カリム・ベンゼマ、司令塔サミール・ナスリ、統率者アディル・ラミとチームの根幹が定まり、グループDを首位で通過した。
アンリ、ジネディーヌ・ジダンを擁した黄金期に比べると爆発力には欠けるが、「安定感」や「手堅さ」は近年の代表が持ち合わせていなかった武器。この調子を持続できれば、本大会で強豪国としての威信を取り戻せるはずだ。
【次ページ】マンCを44年ぶりの優勝に導いた万能の司令塔に注目
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マンチェスター・Cでは左右のワイドからドリブルを仕掛けるシーンもあれば、中央でパスの供給に回り、チームの潤滑油としての働きも果たす。まさに“万能の司令塔”といえるマルチな才能は、ブラン監督からも信頼を寄せられている。
縦横無尽にピッチを駆け回り、チームメートたちとの連係を深められれば、新生レ・ブルーが世界を驚かすことも可能となる。
DF
マチュー・ドゥビュシー
アディル・ラミ
フィリップ・メクセス
パトリス・エヴラ
MF
ヤン・エムヴィラ
ヨアン・カバイェ
サミール・ナスリ
バカリ・サニャ、アブ・ディアビら、負傷によりユーロ行きを断念した選手もいるが、代わりとなった選手も大きくクオリティが落ちるわけではない。チームとして機能できれば、相当面白い存在だ。