6月8日に迫ったユーロ2012の開幕。“欧州最強国決定戦”を直前に控える今、大会に懸ける列強国たちの戦いを振り返ろう。彼らを知ることで、ユーロがより面白くなる!

■予選成績
GROUP C 1位
8勝2分0敗
5大会連続8回目の本大会出場
南アフリカ・ワールドカップでグループリーグ敗退の屈辱を味わったイタリアは、指揮官にチェザーレ・プランデッリを招いて新たなサイクル作りに着手。「世代交代」、「ポゼッションサッカーへの移行」をテーマに掲げ、予選では得点20、失点2という抜群の安定感を見せつけて本戦への切符を手にした。
司令塔タイプのアンドレア・ピルロ、ダニエレ・デ・ロッシを擁する中盤は現チーム最大の強みで、リーグ制覇を成し遂げたユヴェントス勢を主体とする守備ブロックは連係に不安はない。
懸念材料は、絶対的なエースが見当たらない前線だ。予選でチーム最多得点をたたき出したアントニオ・カッサーノが心臓の病から再起を果たしたものの、彼のパートナーを務めていたジュゼッペ・ロッシは4月中旬に右ひざのケガが再発して欠場が決定した。
となると、注目はやはりカッサーノとマリオ・バロテッリの“悪童2トップ”。底知れない爆発力を秘めた彼らが、魅惑の中盤が創出する好機をどれだけゴールに結び付けられるかが上位進出のカギとなる。
【次ページ】“魅惑の中盤”でタクトを振るうファンタジスタにフォーカス!
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33歳となった今もなお、イタリア代表の司令塔に君臨する戦術的キーマン。
長短や強弱を利かせたパスを繰り出し、ゲームのテンポを自在に操る“リズムメーカー”としての役割を担うだけでなく、プレースキッカーとしても絶大な存在感を発揮する。
昨夏に加入したユヴェントスではリーグトップの13アシストをマーク。リーグの無敗優勝に大きく貢献した。心身ともに充実するベテランは「最低でもベスト4までは進む」と、アッズーリの上位進出を約束する。