2014.05.21

広い視野で明日の自分を見つめて。青山敏弘

広い視野で明日の自分を見つめて。

国内リーグ3連覇を目指す強豪チーム、そのキャプテンを任されているのが不動のボランチ、青山敏弘だ。攻守に渡り活躍する青山は、まさにチームのキーマン。青山の出来が、チームの出来を左右すると言っても過言ではない。かつてのチーム監督にエンジンと呼ばれた程、運動量も豊富だ。クールに見えるが、プレーで仲間を引っ張るファイターなのだ。青山は危険を察知したらいち早くその場に現れ、敵の攻撃を潰す。またピンチの場面には必ずチームを救う青山の姿がある。身長174cmと決して大きな方ではない。しかし、躊躇せず体を投げ出す。当たり負けをして、倒れ込む姿を見る事がない。そして、ボールを奪取するや否や、一気に前線にパスを送り、攻撃のスイッチを入れる。このパスこそがストロングポイントだ。青山が放つ中長距離パスの質の高さは誰もが認めるところ。なぜ、その質の高いパスを放つことができるのか。2012年、青山は今も語り継がれる約63mのロングシュートを決めている。ゴールキーパーが前に出ているのを見て、打ったと言う。自陣ハーフウェイライン手前、敵のプレッシャーもあるなかで、一体どれだけの選手がボールを持った瞬間に、相手ゴールキーパーの位置まで見て、ゴールを狙うだろうか。ゴールへの意識が高く、視野がとてつもなく広いのだ。そして、その広い視野から繰り出すキックは、針の穴を通すかのように精度も高く、ゴールに直結することも多い。だから青山のパスに敵は心底脅えるのだ。そのパスを支えるのが“モレリア”。青山はプロ1年目から“モレリア”を履く。素足感覚でボールを自在に扱える“モレリア”は、「今では体の一部」と言う。今年はプロ10年目、節目を迎えた青山がその広い視野で捕らえるのは、一歩先の明日の自分。それは大きく熱い世界の舞台で活躍する自身の姿なのかもしれない。

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