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WSK最新号 2011月12月14日(木)発売! 2012年の強化戦略を読む 特別付録:WSKオリジナル卓上カレンダー2012 |
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スクデット争いの本命であるミランが確実に調子を取り戻しつつある。そのチームの中で目を引くプレーを見せる一人がケヴィン・プリンス・ボアテングだ。中盤をダイナミックにドライブさせる陽気なドイツ系ガーナ人が、タイトル獲得への自信を語る。

11月23日、ジュゼッペ・メアッツァを最も沸かせたのはケヴィン・プリンス・ボアテングだった。バルセロナを相手に1-2の劣勢で迎えた54分、味方をも驚かせるような強烈なシュートを敵ゴールに突き刺してみせたのだ。左右の足を巧みに使ったボールタッチ、スピードを失わない見事な動き、そして決定力。彼の計り知れないポテンシャルは、このワンプレーに凝縮されていた。
シーズン序盤こそ取りこぼしが目についたミランだったが、第14節終了時点でリーグ戦2位。中盤で献身的にハードワークし、チームにダイナミズムをもたらすボアテングは、スクデット獲得に向けて視野が開けたと断言する。勤勉なドイツ人と奔放なガーナ人の血が流れる野生児は、チームの巻き返しに自信をのぞかせている。

君はズラタン・イブラヒモヴィッチ同様、ミランに不可欠な選手となっている。ボアテング抜きのミランは機能しないと言われるほど高い評価を受けているけど、君自身どう感じている?
ボアテング そう言ってもらえるのはすごくうれしいけど、俺はそこまでのレベルに達しているとは思っていない。イブラは別格だよ。俺はまだ単なる一人のプレーヤー。イブラと俺を比べるのはおかしい(笑)。
昨シーズン、ミランに加入した君はスクデット獲得に大きく貢献した。今シーズンは更に成長しているように思えるけど、その理由は何だと思う?

ボアテング ミランに加入した当初、俺は違いを示せる選手だと勘違いしていた。でも、それは傲慢な考えだったとすぐ気づけたのは大きな収穫だったな。俺は今、シンプルにプレーすることの本当の意味を理解している。全員が理にかなった効率の良いサッカーをすれば試合に勝てるってことを、ミランに加入したことで学ぶことができたんだ。ドイツやイングランドでの俺は、まだまだ幼稚な選手だった。正直に言うと当時は遊ぶことしか考えていなかったし、かなり乱れた生活を送っていたんだ。ミランには成長できるだけの条件が十分にそろってる。だから俺はサッカーに対してとことん真剣に取り組めるし、そのためにプライベートの過ごし方も改善して、選手として進化することができたんだ。
今シーズンもミランはスタートダッシュにつまずいてしまったけど、ここにきて確実に調子が上がってきている。2年連続のスクデット獲得に向けて、自信のほどを聞かせてほしい。
ボアテング それはまだ気が早いな。試合はたくさん残っている。それに、これから強力なライバルとの対戦が控えているわけだからね。今シーズンはユヴェントスが絶好調だし、ウディネーゼやナポリ、ローマの2チームも侮れない。ただ、ミランがスクデット獲得の本命であることに間違いはないと思っている。
では、インテルは君たちの相手ではないってことかな?
ボアテング 今も言ったように、まだ多くの試合が残されているし、インテルにスクデット獲得の可能性がないとは言い切れない。ただ、彼らがリーグ序盤で失ったポイントを取り戻すのは、そう簡単なことじゃない。正直言って、俺たちが今恐れているのはインテルじゃなく、上位を争っているチームだ。
やはり、最大のライバルはユヴェントスということかな?
ボアテング そうなるね。ユーヴェにはアンドレア・ピルロというイタリアで最もテクニックに優れた選手がいるからな。彼が加入したことで、ユーヴェは別次元のチームに生まれ変わったと言っても過言じゃない。
ピルロは昨シーズンまでずっとミランでプレーしていた選手だ。なぜ、ミランは彼を手放してしまったんだろう?
ボアテング 俺に聞かれても困るよ。俺は今のユーヴェにとってピルロの存在は大きいと言っただけさ。彼は非常に高いスキルを持ったイタリア人だとね。
<誌面に続く>
2012年の強化戦略を読む
2011年12月15日(木)発売今号の特集は「2012年の強化戦略を読む」。サッカーチームの成長や衰退はしばしば「サイクル」という言葉で表現される。戦術を植えつけ、連動性を高 め、組織的な成熟度を磨く。長期的なサイクルの中で、時間を掛けて「完成品」となったチームだけが、栄光を手にする資格を有するのだ。
一方で、サッカー史をひも解けば最強を誇ったチームも必ず、新たな世代に道を譲ってきた。今回はそうした「サイクル」という観点から、過去の補強データ を分析。そこから浮かび上がる2012年のチーム構想、そして強化プランに迫ります。特別付録はスター選手が勢ぞろいのWSKオリジナル卓上カレンダー 2012です。この機会にぜひゲットしてください!!(編集部)