2014.01.02

容赦なく一条ゴールに襲い掛かった星稜 狙い通りの先制点

第92回全国高校サッカー選手権
二回戦 星稜 5-0 一条 [写真]=瀬藤尚美

第92回全国高校サッカー選手権大会 2回戦 星稜-一条
安藤隆人(ライター) 取材・文

14年1月2日(木)/14:10キックオフ/東京都・駒沢陸上競技場/観客3451人/試合時間80分

星稜 5(1-0、4-0)0 一条
得点者
(星稜)
仲谷(前半12分)
鈴木(後半6分)
寺村(後半26分)
前川(後半37分)
藤田(後半40+1分)

組織力で上回る星稜が、前半12分、後半6分と、前後半の立ち上がりのいい時間帯に得点を奪い、終始ペースを握った。後半26分には負傷明けのエース10寺村介がPKを決め、同37分にはMF13前川優太が鮮やかなドリブルシュート。後半アディショナルタイムにはDF6藤田峻作が決めて、5-0。星稜が盤石の勝利で、3回戦進出を決めた。

 立ち上がりからエンジン全開できたのは、昨年度ベスト4の星稜だった。11仲谷将樹と9森山泰希のツートップが果敢に前線からプレスを掛けると、左のチャンスメーカー10寺村介、右MF16原田亘が、バイタルエリアで仕掛け、攻撃的右サイドバックの2森下洋平のオーバーラップを引き出す。大型ボランチの8鈴木大誠も前線に飛び出し、分厚い攻撃で、一条ディフェンスを自陣に張り付けていく。

12分には「3日前から、相手に引かれる前にGKから一発で縦に入れて、点を取る練習をしていた」と、河崎護監督がしてやったりの顔を見せた、電光石火の攻撃で星稜が先制点を奪った。GK1近藤大河のロングパントキックから抜け出した11仲谷が、飛び出してきたGKの位置をよく見て、技ありのループシュート。狙いどおりの先制点で、星稜ががっちりとペースをつかんだ。

 容赦なく一条ゴールに襲い掛かる星稜は、29分には2森下が強烈なシュートを狙うが、これは一条GK1森岡和哉がファインセーブ。32分には2森下の右からのクロスに、8鈴木がヘッドで合せるが、バーの上。ボールポゼッションでも圧倒し、前半から一条が防戦一方の戦いになると、1-0で迎えた後半6分、右CKから、2森下、9森山がつないだボールを、最後は8鈴木が体ごと飛び込んで押し込み、追加点を奪った。

2点のビハインドは、一条に重くのしかかった。自慢の3トップにボールを送りたくても、昨年度のベスト4メンバーであるCB3寺田弓人が束ねるDFラインを突破できず。逆に奪われたボールを、3寺田と6藤田峻作のCBがドリブルで前に運んで、果敢なビルドアップを仕掛けられたことで、3トップの位置も下がってしまうという悪循環に陥った。

後半26分、星稜は左サイドで10寺村が仕掛けると、ペナルティーエリア内に飛び出した9森山へつなぐ。9森山は一人をかわし、さらに中に行こうとした瞬間、DFに倒されPKを獲得。これを10寺村が冷静に決めて、勝負あり。

3点目の直後に、9森山と11仲谷に代え、18平田健人と23長谷川朔太郎を投入。2トップを丸々入れ替え、さらにエース10寺村も後半27分に交代させ、明日の3回戦をにらんだ策を講じるなど、試合を優位に運んだ星稜。後半37分に13前川優太が鮮やかなドリブル突破から、GKの股を抜く、鮮やかなゴールを決めると、アディショナルタイムには6藤田がダメ押しを決めて、5-0。

一条のシュートをわずか4本に抑え、逆に14本のシュートを浴びせて、5-0の圧勝劇を演じた星稜。「今日の出来は80点くらいつけたい」と河崎監督も満足のいく内容で、3回戦進出を決めた。

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