南米王者チリ(上)と欧州王者ポルトガル(下) [写真]=Getty Images
FFC(チリサッカー連盟)のアルトゥーロ・サラ会長が、UEFA(欧州サッカー連盟)のアンヘル・マリア・ビジャール会長代行宛に書簡を送ったことを明らかにした。書簡の内容は、大陸王者同士によるインターコンチネンタル(大陸間)親善試合の開催を提案するもので、同じ書簡はCONMEBOL(南米サッカー連盟)にも送られたという。
2016年は UEFA と CONMEBOL の両方で最強国を決める国際大会が実施され、欧州ではポルトガル代表が ユーロ2016を、そして南米ではチリ代表がコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016をそれぞれ制した。チリのサラ会長が提案したのは、ユーロ王者とコパ・アメリカ王者が直接対戦する親善試合の提案だ。
サラ会長の提案は、2017年6月11日に中立国の中華人民共和国で「ポルトガルvsチリ」の試合を行うことで、同会長は「国のために戦い南米王者となったチリ代表が、欧州王者ポルトガルと試合を行えたらこれほど誇りに思うことはないだろう」と心境を言葉にしている。FFC とその大会実行委員会は、UEFA と CONMEBOL からの回答を待っているとのことだ。
かつては欧州のクラブ王者(チャンピオンズリーグ優勝チーム)と、南米のクラブ王者(コパ・リベルタドーレス優勝チーム)が中立国の日本でクラブ世界一を決める「インターコンチネンタルカップ(通称:トヨタカップ)」が2004年まで開催されていた。果たして、“代表チーム版トヨタカップ”はサラ会長の希望に沿って2017年に中国で開催されるのか。
(記事/Cartao Amarelo)