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決勝進出を懸けてオランダとアルゼンチンが激突…豪華タレントの出来が勝敗のカギに

2014.07.09

決勝進出を懸け、オランダとアルゼンチンが激突 [写真]=FIFA via Getty Images,Getty Images

 1978年アルゼンチン大会決勝、1998年フランス大会準々決勝など、W杯の舞台で何度も好勝負を演じてきたオランダとアルゼンチンが準決勝で激突する。ともに前線にワールドクラスの選手を擁しており、彼らのパフォーマンスが勝敗を左右する可能性が高い。

 オランダは決勝トーナメントに突入してからメキシコ、コスタリカに苦しめられたが、しぶとく勝ち上がってきた。激戦を制した最大の要因は、何と言ってもルイス・ファン・ハール監督の手腕だろう。対戦相手や試合の局面に応じて布陣やメンバー構成を目まぐるしく変更。交代策がことごとく的中し、勝利を手繰り寄せてきた。アルゼンチン戦でも先発メンバーの選定から途中の選手交代、布陣変更など、どのような策を講じるのか注目だ。

 けがで残り試合を欠場すると言われていたナイジェル・デ・ヨンクが全体練習をフルでこなし、一部では復帰する可能性があるという報道もされるなど、早くも情報戦は始まっている。攻撃はアルイェン・ロッベン、ロビン・ファン・ペルシーにウェスレイ・スナイデルを加えたトライアングル頼みになるはず。特にロッベンは好調を維持しており、今の彼なら独力で局面を打開できるだろう。

 対するアルゼンチンは、準決勝までの5試合全てが1点差の勝利。特に試合終盤に得点を奪うことが多く、粘り強く勝ち上がってきた。しかし、準々決勝のベルギー戦ではアンヘル・ディ・マリアが負傷交代し、オランダ戦には出場できない。無尽蔵のスタミナと抜群の攻撃センスでチームをけん引してきた同選手の離脱は、アルゼンチンにとって大きな痛手だ。その一方で、グループリーグのナイジェリア戦で負傷したセルヒオ・アグエロは順調に回復しており、オランダ戦に出場できる可能性も。こちらも先発の顔触れや陣容など、キックオフ前から目が離せない。もちろん、絶対的エース、リオネル・メッシのパフォーマンスにも注目。そろそろ爆発してもおかしくないだろう。

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