2015年夏までマルセイユの監督を務めていたビエルサ氏 [写真]=Getty Images
元アルゼンチン代表監督マルセロ・ビエルサ氏のラツィオ新監督就任が破談となる可能性があることがわかった。5日付のイタリア紙『ラ・レプッブリカ』が報じている。
当初、ビエルサ氏はすでにローマ入りをしている予定であったが、現地入りが先送りされている。その理由は、アルゼンチン代表のヘラルド・マルティーノ監督が辞任し、ビエルサ氏が同国代表の監督就任を望んでいるとの噂が浮上しているからだ。ラツィオとの契約締結は間近と伝えられていたが、一部報道では契約にサインすることを望んでいないなどと報じられるなど、ラツィオの監督人事を巡り不穏な空気が流れている。
このため、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、自らがオーナーを務めるサレルニターナの監督にシモーネ・インザーギ氏が就任するとの公式発表を見送っている。インザーギ氏は、昨シーズン途中に、ラツィオのプリマヴェーラ指揮官から、トップチームの指揮官に内部昇格。ビエルサ氏のラツィオ指揮官就任に伴い、サレルニターナの監督に就任するとの見方が強まっていたが、ビエルサ氏がラツィオ就任を拒否した場合に備え、サレルニターナのインザーギ監督就任発表を先送りしているものと見られる。
By サッカーキング編集部
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