ブンデスリーガ第30節で新記録が続出 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第30節が5〜7日にかけて各地で行われた。
首位のバイエルンはアウェイで5位のレヴァークーゼンと対戦した。10分にルーカス・アラリオの得点でレヴァークーゼンに先制を許したが、27分にキングスレイ・コマン、42分にレオン・ゴレツカ、45分にセルジュ・ニャブリがそれぞれ得点を挙げて2点リードで折り返すと、66分にはロベルト・レヴァンドフスキが追加点。89分にレヴァークーゼンの17歳MFフロリアン・ヴィルツに1点を返されたが、4-2の逆転勝利で9連勝を飾り、前人未到の8連覇にまた一歩近づいた。
2位のドルトムントはホームにヘルタ・ベルリンを迎え、58分のエムレ・ジャンの得点で1-0の勝利を収めた。3位のライプツィヒはホームで最下位のパーダーボルンと1-1の痛恨のドロー。また、4位のボルシアMGはアウェイでフライブルクに0-1で敗れており、トップ5のうち3チームが勝ち点を落とす結果となった。
長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトはホームでマインツに0-2で敗れた。両選手はともにフル出場。自動残留圏ギリギリの15位マインツは6試合ぶりの勝利で、再開後初白星となった。
降格圏の17位ブレーメンはホームでヴォルフスブルクに0-1で敗戦。大迫勇也は2試合連続のスタメンで85分までプレーした。10位のシャルケはアウェイでウニオン・ベルリンと1-1で引き分け。連敗は4で止まったものの、12試合未勝利(5分7敗)となった。
また、今節では新記録が続出した。36歳の長谷部はブンデスリーガ通算309試合出場を果たし、元韓国代表FWチャ・ボムグン氏の記録を抜いて31年ぶりにアジア人選手の最多出場記録を更新した。レヴァークーゼンのヴィルツは王者相手に17歳34日でブンデスリーガ初ゴールをマークし、リーグ最年少得点記録を塗り替えた。
バイエルンのトーマス・ミュラーはレヴァークーゼン戦で2アシストを記録。今シーズンのアシスト数が20に到達し、1シーズンの最多アシスト記録を打ち立てた。ヘルタ・ベルリンのウラジミール・ダリダは、ドルトムント戦で走行距離14.65キロをマーク。前節も14.3キロを走って最長記録を樹立していたが、1週間後に自身の記録を更新した。
なお、レヴァンドフスキはレヴァークーゼン戦で1ゴールを挙げて、リーグ自己最多タイの30得点に到達。得点ランク首位のレヴァンドフスキは、アシストランク首位のミュラーとともに同試合でそれぞれイエローカードを受けており、次節のボルシアMG戦はそろって累積警告による出場停止で欠場が決まっている。ちなみに、ドイツ誌『kicker』によると、ミュラーにとって累積警告による出場停止処分はキャリア初のことだという。
■ブンデスリーガ第30節の結果
▼6月5日
フライブルク 1-0 ボルシアMG
▼6月6日
ライプツィヒ 1-1 パーダーボルン
レヴァークーゼン 2-4 バイエルン
フランクフルト 0-2 マインツ
デュッセルドルフ 2-2 ホッフェンハイム
ドルトムント 1-0 ヘルタ・ベルリン
▼6月7日
ブレーメン 0-1 ヴォルフスブルク
ウニオン・ベルリン 1-1 シャルケ
アウクスブルク 1-1 ケルン
■ブンデスリーガ第30節の順位表
1位 バイエルン(勝ち点70)
2位 ドルトムント(勝ち点63)
3位 ライプツィヒ(勝ち点59)
4位 ボルシアMG(勝ち点56)
5位 レヴァークーゼン(勝ち点56)
6位 ヴォルフスブルク(勝ち点45)
7位 ホッフェンハイム(勝ち点43)
8位 フライブルク(勝ち点41)
9位 ヘルタ・ベルリン(勝ち点38)
10位 シャルケ(勝ち点38)
11位 フランクフルト(勝ち点35)
12位 ケルン(勝ち点35)
13位 アウクスブルク(勝ち点32)
14位 ウニオン・ベルリン(勝ち点32)
15位 マインツ(勝ち点31)
16位 デュッセルドルフ(勝ち点28)
17位 ブレーメン(勝ち点25)
18位 パーダーボルン(勝ち点20)
■ブンデスリーガ第31節の対戦カード
▼6月12日
ホッフェンハイム vs ライプツィヒ
▼6月13日
ヴォルフスブルク vs フライブルク
デュッセルドルフ vs ドルトムント
ヘルタ・ベルリン vs フランクフルト
ケルン vs ウニオン・ベルリン
パーダーボルン vs ブレーメン
バイエルン vs ボルシアMG
By サッカーキング編集部
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