ザンクト・パウリ所属の宮市亮(写真は昨年12月のマクデブルク戦)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ2部第21節が8日に行われ、FW宮市亮が所属する2位ザンクト・パウリはアウェイで3位ケルンに1-4で敗戦。上位対決で敗れたザンクト・パウリは暫定3位に後退し、1試合未消化のケルンに2位の座を明け渡した。
宮市は前々節に負傷交代を強いられていたが、ケガの影響はすでになく、「ちょっと違和感があって無理して大きなケガになるより、早めに交代しただけなので、全然たいしたことない。ケガでもなんでもなかった」と笑い飛ばした。それでもザンクト・パウリは5-3-2で上位対決に臨んだため、宮市は「ゲームプラン的に」2試合連続のベンチスタート。「フォーメーション的に5バックだったのでしょうがない」と理解を示していた。
出番は2点ビハインドとなった直後の63分に訪れた。最初の反撃の切り札として送り出された宮市は、4-4-2に変更された右サイドハーフで出場したが、見せ場を作れず、「シュート1本でも打てたらよかった。なんとか流れを変えたかったけど、自分も精彩を欠いたプレーがあったので、また切り替えてやっていきたい」と反省した。
チームはその後ダメ押しゴールを浴びて1-4の完敗を喫し、上位直接対決を落とした。宮市は「単純にケルンのほうが力が上だった」と悔しさを滲ませ、「(ザンクト・パウリの)ゲームプランは守備的に入ろうという感じで、勝ち点1でもいい感じの戦い方だったけど、ケルンのほうがうわてだった」と振り返った。
宮市は前々節の新年初戦でいきなりゴールを決めて好スタートを切ったが、「高望みや欲がでてくるところでもあるけど、まずはケガをせずに試合を重ねることが大事」と改めて気を引き締めつつ、「試合に絡んでチームを勝たせるプレーを出していきたい」と意気込んだ。
ザンクト・パウリは次節、16日にホームでエルツゲビルゲ・アウエと対戦する。
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By 湊昂大