ミュラーがリヴァプールに加入することがコウチーニョ放出の最低条件だったようだ [写真]=Getty Images
今夏、移籍市場を賑わせたリヴァプールに所属するブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョのバルセロナ移籍の噂。最終的には所属クラブ側が主軸の放出を拒否し、実現には至らなかったが、その舞台裏にはドイツ代表FWの存在があったようだ。スペイン紙『アス』が20日付で報じている。
ブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマンに放出し、その代役としてバルセロナはコウチーニョをトップターゲットとしてリストアップ。だが、3度に渡っての高額オファーにもリヴァプールは首を縦には振らなかった。
リヴァプールは「コウチーニョはいかなるオファーが届いても放出しない」と異例の声明を出すなど猛抵抗を見せていたが、そこには“代役の確保”ができていないというチーム事情があったようだ。
その代役候補としてリヴァプールが獲得を目指していたのが、バイエルンで出場機会を失いつつあったドイツ代表FWトーマス・ミュラーだ。
ドイツ紙『ビルト』によると、ミュラーを獲得することがコウチーニョ放出を容認する最低条件だった模様。しかし、プレシーズンツアーで思うような成績が出せていなかったバイエルンは、ネガティブな話題を持ち込むことを嫌い、クラブ一筋を貫く同選手の放出を拒否。結局、移籍は実現せずリヴァプールはコウチーニョをチームにとどめることを決意したのだという。
バイエルンがプレシーズンも好調を維持していた場合、ミュラーがリヴァプールへ、コウチーニョがバルセロナへ、という大型の“玉突き移籍”が実現していた可能性があったようだ。
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By サッカーキング編集部
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