フランス代表復帰を果たしたベンゼマ [写真]=Getty Images
フランス代表FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)が、EURO2020への意気込みを示した。30日、フランスメディア『RMC』が伝えた。
ベンゼマは2015年秋、当時フランス代表のチームメイトだったマテュー・ヴァルブエナ(現オリンピアコス)を“セックステープ”をもとに恐喝した事件に関与したとして、フランスの警察当局に逮捕された。この事件を受け、ディディエ・デシャン監督はベンゼマを代表から追放。以降、同選手は“レ・ブルー”(代表の愛称)から遠ざかっていたが、6月から開幕するEURO2020で約5年半ぶりの代表復帰を果たした。
30日にメディア対応を行なったベンゼマは、「不安なんてないよ! フランス代表に戻ってくることができて、とても嬉しい。完璧に馴染めているし、僕の思う通りにプレーができている。ほかの選手とも仲良くなれたし、この状態が続くことを願っているよ。早く試合をしたいね」と、チームに順応していることをアピールした。
落選が続いていた時期については、「代表チームに選ばれていないときはガッカリしていた。一番残念だったのは、(フランスが準優勝した)EURO2016と(フランスが優勝した)ロシア・ワールドカップに参加できなかったことだ。自問自答を繰り返していたよ」と振り返った。
また、「僕が言いたいのは、『起こったことは終わった』ということ。後悔は常にあるけど、過去には戻れない。僕にとって最も重要なのは、『ピッチ上で何をするか』であり、このチームに何をもたらすことができるのかに集中している。それが、僕の頭のなかにある野望さ」と、EURO2020への意気込みを示した。
グループFのフランス代表は、15日にドイツ代表、19日にハンガリー代表、23日にポルトガル代表と対戦する。