2015.06.19

初代MVPはハリルホジッチ…次世代スターの登竜門、U-21欧州選手権は必見!

UEFA
UEFAが発表したU-21欧州選手権歴代ベストイレブン(画像は『UEFA』のキャプチャ)

 カナダでの女子ワールドカップ、チリでのコパ・アメリカに続き、ヨーロッパでもぜひとも注目したい国際大会が始まった。17日にチェコで開幕したU-21欧州選手権である。

 2年に一度行われる同大会は、「U-21」と銘打っているが、これは予選開幕時に21歳以下だった選手という意味で、本大会には23歳の選手まで出場可能。今回の参加資格は「1992年1月1日以降に生まれた選手」だ。

 また、今大会は2016年リオ五輪の予選も兼ねていて、準決勝まで進んだ4カ国が来年のオリンピックに出場できる(ただし、リオ五輪の出場資格は93年1月1日生まれ以降となる)。

 1978年より行われるこの大会は、過去に数々のスターを生み出している。記念すべき第一回の大会MVPは、なんと現日本代表のヴァイッド・ ハリルホジッチ監督。当時すでに26歳でオーバーエイジ枠での参加だったが、旧ユーゴスラビア代表を優勝に導き、東ドイツとの決勝ではハットトリックも決めている。

 その後も、ローラン・ブラン(フランス/1988年大会)、ルイス・フィーゴ(ポルトガル/1994年)、ファビオ・カンナヴァーロ(イタリア/1996年)などそうそうたるメンバーが大会MVPに輝いてきた。

 2000年代以降は、今なお第一線で活躍する名手たちがこの大会で名前を売っている。

 2000年大会でイタリアを優勝に導き、大会MVPと得点王を獲得したのはアンドレア・ピルロだ。当時はまだ“レジスタ”ではなくトップ下の選手で、インテルに籍を置き、レンタル先のレッジーナで頭角を現した頃だった。同じイタリアからは、04年大会でもスターが生まれた。今度はアルベルト・ジラルディーノが大会MVPと得点王の2冠を達成し、ピルロと同じく母国を優勝に導いている。

 06年大会と、ワールドカップや本家ユーロと開催年をずらすため変則で1年後に行われた07年大会では、オランダが連覇を達成。06年はクラース・ヤン・フンテラールが、07年はロイストン・ドレンテが大会MVPを獲得した。ちなみに、ドレンテは現在トルコのカイセリ・エルジイェススポルというクラブでプレーしている。

 09年大会はドイツが初優勝。この大会にはマヌエル・ノイアーやメスト・エジルを筆頭に、サミ・ケディラ、マッツ・フンメルス、ベネディクト・ヘヴェデス、ジェローム・ボアテングといったその後のフル代表で主力を担う選手たちがそろっており、決勝ではセオ・ウォルコットやジェイムズ・ミルナーを擁したイングランドに4-0と圧勝した。

 そして、11年、13年という直近の2大会は、スペインが連覇を果たして黄金期を謳歌。11年は大会MVPに輝いたフアン・マタが、現在マンチェスター・ユナイテッドでもコンビを組むアンデル・エレーラなどとともに大活躍。続く13年は、2大会連続出場となったチアゴ・アルカンタラが大会MVPに輝き、その他にもダビド・デ・ヘア、イスコ、アルバロ・モラタといった面々が23人の大会優秀選手に選ばれている。

 前回王者スペインは、残念ながら今大会は予選敗退。だが、本大会では現在、ドイツやイングランド、イタリア、ポルトガルなど強国がしのぎを削っている。出場8カ国が初戦を終えた時点で、ドイツのエムレ・ジャン(リヴァプール)やスウェーデンのヨン・グイデッティ(セルティック)、イタリアのドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)など注目選手がさっそくゴールを決めており、イングランドのハリー・ケイン(トッテナム)など他にも気鋭の若手が目白押しだ。若手の登竜門としてお馴染みのU-21欧州選手権で、未来のスーパースターを“先物買い”してみてはどうだろうか。

(記事/Footmedia)

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