
12月3日、バルセロナは同クラブの元会長ホセ・ルイス・ヌニェス氏が逝去したことを発表した。87歳だった。
FCバルセロナは、22年間 (1978-2000) に渡り、バルサの会長を務め、クラブの近代史の象徴であったジョセップ・リュイス・ヌニェス氏の逝去に、お悔やみ申し上げます。安らかにお眠りください。 pic.twitter.com/5PqYqYDxT3
— FC Barcelona (@fcbarcelona_jp) December 3, 2018
バスク地方ビスカヤ県出身のヌニェス元会長は、1978年に同クラブ会長に就任するとディエゴ・マラドーナ氏やロマーリオ氏、ロナウド氏、リバウド氏といった当時のスター選手の獲得に尽力。“ドリーム・チーム”を誕生させ、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げていた。
そのほか、ヌニェス氏はバルセロナの本拠地カンプ・ノウの2回にわたる改築や、下部組織寮やBチームが使用するスタジアムの建設にも従事。また、スペインのフットボールクラブのテレビ放映権収入の正当性を訴えた人物でもあり、スペインサッカーにも大きな貢献をしている。
2000年に同職を引退した同氏はその後殆ど公の場に姿を現すことはなかったが、2016年にヨハン・クライフ氏が逝去した際に行われた送別式には、姿を見せていた。
なお、ヌチェス元会長が在任した22年間でクラブが獲得したタイトルは175に及んでいる。