バイエルンに所属するドイツ代表MFゲッツェ [写真]=Getty Images For MAN
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント準決勝ファーストレグが6日に行われ、バイエルンは敵地でバルセロナと対戦し、0-3で敗れた。この試合、1点のビハインドを背負っていた79分に途中交代でピッチに登場したものの、チームの攻撃を活性化することができなかったドイツ代表MFマリオ・ゲッツェに対し、バイエルンの重鎮から厳しい言葉が飛んでいる。
7日、ドイツ紙『ビルト』が伝えたところによると、同試合を中継したCS放送『スカイ』に出演していたバイエルンの“皇帝”フランツ・ベッケンバウアー名誉会長は「我々も、彼(ゲッツェ)が類稀な才能の持ち主であることは分かっている」と前置きしながらも、「しかし選手交代による変化は、少し欠けていたように思う。時々、彼はまるでユースの選手のような動き方をする。1対1で負けても、その場に立っているだけだ。そのプレーはもちろんFCバイエルンの戦い方に合致しない」と、同選手の戦う姿勢に苦言を呈した。
しかし同紙によれば、ゲッツェの古巣ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケ社長は、ハーフタイムに同選手を擁護する意見を述べていたという。
「ゲッツェにとっては非常に苦いことだろうね。全てのサッカー選手が、バルサと対戦したいと思っているはずだからね。彼は世界のどんなクラブ相手でもドリブル突破できるポテンシャルを秘めている。彼の能力は並大抵のものではない」
準決勝セカンドレグは、12日にバイエルンのホームであるアリアンツ・アレーナで行われる。