2015.06.03

ブンデス2年連続2ケタ得点の勢いそのままに…代表けん引へ意気込む岡崎慎司

岡崎慎司
マインツで2年連続2ケタ得点を達成したFW岡崎慎司 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表から海外まで幅広くフォローするフリーライター。

文=元川悦子

 6月11日のイラク戦(横浜)と16日に行なわれる2018年ロシア・ワールドカップのアジア予選初戦・シンガポール戦(埼玉)に向け、1日から千葉県内で前倒し合宿を行っている日本代表欧州組。3日目のとなった3日は、午前練まではこれまでと同じ長谷部誠(フランクフルト)ら8人だったが、午後練から岡崎慎司(マインツ)と長友佑都(インテル)の実績ある面々が合流。総勢10人となった。

 ただ、後発組の2人にしてみれば、2日半みっちり追いこんできた先行組とはコンディションに差がある。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はそのあたりを考慮し、彼らに22分間のランニング、タッチラインの約110mを18秒・ゴールラインの約60mを20秒で走るインターバルトレーニング12本、クールダウン的な走り、体幹強化という負荷の高いメニューを1時間半にわたって課した。長谷部らは午前練習こそ走りがメインだったが、午後はボールを使ったサーキットトレーニングや2対2+フリーマンなどの軽めのメニュー中心ということで、岡崎らとの負荷は明らかに違っていた。

 新指揮官の下で初練習をこなした長友は「練習前に監督が説明した時、持っていた紙はフィジカルコンディションのデータ。1人1人の練習データを見せられたのは初めてです」と新指揮官の細かいマネージメントに驚きの表情を浮かべていた。

 だが、3月のチュニジア・ウズベキスタン2連戦を経験している岡崎はハリルホジッチ流は織り込み済み。初日からのハードな走力強化に対しても「覚悟はしていたんで。その分、しっかり休めたから、ここできついのは全然OK。これくらいしないとコンディションが戻らないと思うし」と淡々としたものだった。「練習前にも監督から『経験はあるかもしれないけど、何も用意はしていない』と言われた。『チームを引っ張って行ってほしい』という期待もされた。こういう新たな戦いの場が僕はすごく楽しみ」と29歳の点取屋は代表経験豊富な選手の1人として、代表をけん引して行く新たな意気込みをのぞかせた。

 岡崎がそれだけ自信に満ち溢れているのも、ブンデスリーガ2年連続2ケタゴールという確固たる結果を残したことが大きい。

「振り返ってみると、8点で前半を終えてから点を取れなくなったけど、よく4点を取って盛り返したなと。監督が変わってチームの士気が上がったことで自分の中でも(壁を)打破させてもらえたとし、個人的に意地を見せれた。12点行けたのは、昨年行った意地で行けたんじゃないかと思います」と本人もしみじみ言う。1トップを争う大迫勇也(ケルン)も「代表レギュラーを取るためにもチームで結果を出さないといけない」と強調していたが、岡崎はそれだけの仕事をやり切った状態で、今回の6月2連戦に挑むのだ。

 同じマインツへの移籍移籍が決まった武藤嘉紀(FC東京)の存在も大きな刺激になっている。「武藤は体を張れるし、ゴール前での強さを発揮できる。可能性は無限大だと思う」と22歳のアタッカーの潜在能力の高さに太鼓判を押した。岡崎自身も去就が決まっておらず、その武藤と来シーズン一緒にプレーできるかどうか分からない。ただ、マインツでチームメートになることも十分あり得るだけに、今回の代表シリーズでは息の合ったプレーを見せたい気持ちはあるはず。1トップを張って攻守両面に献身的に貢献したドイツでの勢いをそのまま代表に持ち込み、ゴールを量産を果たしてほしいものだ。

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