横浜FMと鹿島が対戦した [写真]=兼子愼一郎
2024明治安田J1リーグ第23節が14日に行われ、横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦した。
16年ぶりに4連敗中を喫して降格圏もちらつく横浜FMが、首位FC町田ゼルビアと勝ち点差「5」の暫定3位鹿島を『日産スタジアム』に迎えた。Jリーグ発足から32年間、唯一途切れることなく続いている伝統の一戦において、対照的な両者の現状は関係なし。試合開始から白熱の攻防が繰り広げられた。
試合の均衡が破れたのは29分、鹿島が先制に成功する。柴崎岳の右コーナーキックに合わせた植田直通のヘディングシュートはクロスバーに直撃。こぼれ球に反応した関川郁万が頭で再度折り返し、知念慶がヘディングシュートを突き刺した。
前半終了間際、横浜FMが試合を振り出しに戻す。敵陣中央からエドゥアルドがゴール前にロングボールを送ると、相手GK早川友基が処理に失敗。ゴール前のこぼれ球を回収した天野純が落ち着いてゴールへ流し込んだ。
52分、横浜FMが逆転に成功する。右コーナーキックから天野がインスイングのボールを供給。ニアのエドゥアルドが頭で合わせると、シュートはファーポストに当たってゴールに吸い込まれた。
さらに71分、横浜FMがリードを広げる。ヤン・マテウスの横パスをペナルティエリア手前で受けたエウベルが、狙い澄ましたコントロールショットでゴール右下を撃ち抜いた。
鹿島は諦めずにゴールを目指すが、次の1点が遠い。後半アディショナルタイム2分には樋口雄太がボックス中央からゴール左下を狙ったものの、相手GK飯倉大樹にがっちりキャッチされた。
そして試合終了間際、横浜FMがダメ押しの4点目を奪う。細かくパスを繋いで右に展開。駆け上がった松原健が高速グラウンダークロスを送り、植中朝日が合わせて押し込んだ。
試合はこのまま終了し、横浜FMは5試合ぶり白星、鹿島は2試合ぶり黒星となった。次節は20日に行われ、横浜FMは敵地でFC町田ゼルビアと、鹿島はホームでFC東京と対戦する。
【得点者】
0-1 29分 知念慶(鹿島)
1-1 45+3分 天野純(横浜FM)
2-1 52分 エドゥアルド(横浜FM)
3-1 71分 エウベル(横浜FM)
4-1 90+6分 植中朝日(横浜FM)
By サッカーキング編集部
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