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Jリーグ、コロナ禍の運営検証結果を報告「声出しあり・なしエリアの併存運営が可能」

2022.09.05

Jリーグが2023年度の配分金について発表 [写真]=Getty Images

 Jリーグは5日、Jリーグ公式試合における声出し応援運営検証の結果を報告した。

 Jリーグによる報告は、以下のとおり。


「Jリーグは、段階的に声出し応援を再開する取り組みの一環として、6月11日(土)から8月14日(日)までの期間の公式試合28試合を対象に、新型コロナウイルス対策における政府の基本的対処方針に沿った感染対策を反映したガイドラインに基づき『声出し応援エリア』を設置し、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研という)等の調査機関と連携し運営検証を行いました。検証の結果、『感染対策を適切に行うことで、声出し応援エリアと声出し応援をしないエリアの併存運営が可能である』との見解とともに新型コロナウイルス対策の専門家チームへ最終報告を行い同様の見解が得られました。8月15日以降は希望する全てのクラブがガイドラインに沿った専用の応援席(エリア)を設けることで、Jリーグの一部の試合から段階的に声出し応援が再開しています」

「本日は、運営検証の結果ならびに結果を受けた今後の対応についてご報告いたします。なお報告の最終版は後日ホームページに更新するとともに報道資料としてメディアチャンネルに掲載させていただきます」

■公式試合における声出し応援運営検証の報告(速報版)
※実施期間:6月11日(土)~8月14日(日)
※以下、内容を一部抜粋

<運営検証の背景>
・現在の政府の基本的対処方針に基づくイベント開催制限下では、飛沫等による感染拡大防止の観点から、スタジアム全体の収容人数の制限なし(100%収容)で開催する場合は大声なしでの開催が適用され、声出し応援が不可となっている(令和4年7月15日 政府事務連絡基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について)
・「大声あり(声出し応援あり)」で試合を開催する場合は、座席間隔を空け適切な身体的距離を確保する観点から、スタジアム全体の収容制限を50%以下として運営する必要がある
・よってJリーグでは、段階的に声出し応援を再開する方針のもと、政府指針が示す収容制限50%の範囲内で大きく2つの取り組みを行うことを決定
-①声出し応援エリアをその他のエリアから独立させて設置・運営ができるよう感染対策を考慮した専用のガイドラインを策定する
-②ガイドラインを遵守し適切に声出し応援適用試合を運営できることを確認する
・2つの取り組みを検証結果にまとめ関係各所と共有することで、声出し応援エリアとそれ以外のエリアとでそれぞれに適切な感染対策を講じながら併存運営する事例を示し、声出し応援をしないエリアについては「大声なし」の場合と同様の収容制限なしでの開催が可能となる見直しにつながるよう働きかけを行う

<検証結果に対するJリーグの見解>
・従来からある感染症対応ガイドラインに加え、声出し応援エリアに特化したガイドラインを新たに設けることで、感染拡大を抑えた声出し応援席の設置・運営は可能である
・声出し応援席と声出し禁止席の併存運営も十分に可能である

<専門家チームの所見>
・検証報告を受け、専門家チームより声出し応援ガイドラインが有効であること、また適切な試合運営によりスタジアムで声出し応援エリアとその他のエリアの併存運営は十分可能であるとの助言があった

<検証後の対応>
・検証結果や専門家チームの所見を参考に8月15日以降、全公式試合を対象に希望するクラブが声出し応援席の設置を可能とした
・声出し応援ガイドラインの運用を当面継続。お客様に引き続き観戦ルールの遵守協力を求めていく
・今後、より多くの人数の来場を実現と併行して声出し応援エリアの拡充を目指し、本検証結果やアンケート調査の結果を関係各所と共有のうえ、段階的な制限の見直しを含む早期の正常化に向けた働きかけを継続していく

By サッカーキング編集部

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