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【横浜FCvs浦和プレビュー】好調のホームで番狂わせを目論む横浜FC…無敗継続で上位争いに残りたい浦和

2021.09.11

[写真]=兼子愼一郎

横浜FC 主将の瀬古が出場停止。大黒柱の不在をチームでカバーできるか

【プラス材料】
 夏に大型補強を行った横浜FCにとって、シーズン途中にまとまったトレーニング時間を取れることは好材料でしかない。すでに主軸に定着しつつある選手も多く、終盤戦でのさらなる巻き返しに向けてチーム作りに充てる時間を多く作れたことは大逆転でのJ1残留へ追い風になるかもしれない。

 前節の柏レイソル戦で敗れて今季2度目の連勝を逃したものの、8月は2勝1分2敗と五分の成績を残して最低限の勝ち点は積み上げた。それをベースに、9月はさらなるハイペースでポイントを積み上げたい。


 今節戦う浦和レッズはリーグ戦の中断期間中にJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝を2試合戦っており、日程やコンディション面で優位にあることは間違いない。現在2連勝中で3試合負けなしの本拠地『ニッパツ三ツ沢球技場』で勢いに乗る相手を倒し、残留圏との差を縮めたいところだ。

【マイナス材料】
 早川知伸監督の就任以降、キャプテンを務めるMF瀬古樹が出場停止となったことは大きな痛手。ボランチとシャドーの位置を務め、守備のスイッチ役やゲームコントロールなど、まさにチームの心臓を担っていた。“背番号6”不在の中、どのようにしてその穴を埋めるかは勝敗に直結しそうである。

 今節から浦和、FC東京、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズといった上位陣との対戦が続く。前半戦では0-2、0-1、0-5、0-3と、どの試合も完封負けを喫して力の差も感じた。後半戦でも負けが込むようだと、一気に残留争いで置いていかれる可能性が高い。それだけに粘り強く戦い、しぶとく勝ち点をもぎ取りたい。

文:totoONE編集部

浦和レッズ 好調のチームを支える主力選手のコンディションに不安あり

【プラス材料】
 厳しい連戦を終え、5日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦の川崎フロンターレ戦から中5日と、ほぼ通常のルーティンで臨むゲームになる。ここからは週末の試合のみに集中できる時期に入るだけに、リカルド・ロドリゲス監督もよりトレーニングで課題の修正や新戦力を交えた戦術的なアプローチも可能になるだろう。

 全チームが27試合を消化し、3位のヴィッセル神戸から7位の浦和レッズまで勝ち点3差に5チームがひしめく大混戦となっている。それだけに、現在19位の横浜FCと対戦するこのゲームは勝利が求められる。

 川崎Fとの2試合ではMF江坂任とMF小泉佳穂を前線に並べるシステムが機能し、FWキャスパー・ユンカーの得点力も大きな魅力だ。3人が同時にピッチに立った準々決勝第2戦の後半が今後のベースになるかもしれない。

【マイナス材料】
 大きなマイナス材料があるチーム状態ではないが、連戦の疲労がどれだけ各選手に残っているかは注意点になる。特にMF平野佑一や江坂は、ほぼ休むことなく連戦を駆け抜けた。気候も一気に涼しくなり始め、体調管理が難しい季節にもなり始めただけに、そのコンディション調整がチーム浮沈のカギを握るだろう。

 疲労を考慮して日本代表から途中離脱となったDF酒井宏樹はすでに練習へ復帰しているが、出場に関しては微妙な判断になりそうだ。DF西大伍が5日の川崎F戦で復帰しているだけに心配は少ないが、終盤戦を見据えれば貴重な戦力となるだけに、状態の回復が望まれる。

 リーグ戦はここ4試合無敗だが、得点を奪うのに苦労する試合が続いた。先制点を与えると、難しい展開になってしまうかもしれない。

文:totoONE編集部

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