浦和を率いるロドリゲス監督(写真は今年4月3日のもの) [写真]=清原茂樹
浦和レッズがしたたかに勝ち点3をつかみ取った。7日に行われた明治安田生命J1リーグ第8節、清水エスパルスを相手にシュート2本で2得点を挙げ、2-0の完封勝利を飾った。
前節、鹿島アントラーズを2-1で撃破した勢いのまま、敵地に乗り込んだ。40分にCKから岩波拓也のヘディングシュートで先制。その後は交代策で打開を図ってきた清水に盛り返される時間帯もあったが、90分、途中出場の杉本健勇が鮮やかなボレーシュートを突き刺し、勝負を決定づけた。
過密日程の中、先発メンバーは前節と同じ11人。「我々がボールを持っているので(相手に)走らされる距離は少ない。その影響はあると思う」。リカルド・ロドリゲス監督がそう振り返ったように、清水戦でも「4-1-4-1」のシステムが機能し、アンカーを務めた柴戸海を中心にゲームを引き締め、相手に決定的なチャンスを作らせることはほぼなかった。同監督は「前半はセットプレーを上手く生かすことができ、後半は清水にサイドでボールを持たれるシーンが増えたが、2点目を取れたことで落ち着いた試合運びができた。試合をとおして上手くボールを握りながら支配できていたと思う」と納得の表情を見せた。
また、追加点は伊藤敦樹のクロスに杉本が合わせた形で、いずれも途中出場の選手が躍動した。ロドリゲス監督は「この勝利は、選手たち全員の頑張りがあってのもの」と評価。次も中3日で試合が待ち受けるなかで、サブメンバーの好アピールは大きな収穫の一つだ。
今シーズンから浦和の監督に就任し、ここまで8試合で3勝2分3敗と星は五分。勝ち越しを狙う次節は、自身が4年の歳月をかけてJ1へと引き上げた古巣・徳島ヴォルティスをホームに迎える。
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By サッカーキング編集部
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