今季5得点を記録しているマルティノス [写真]=Getty Images/J.LEAGUE
横浜F・マリノスは25日、キュラソー代表FWマルティノスに対し、SNSにおいて差別的な行為があったことを発表した。
発表によれば、差別的行為をした人物の特定には至っていないものの、同クラブは神奈川県警察に被害届を提出。顧問弁護士と調整の上、厳正に対処していくという。
昨年3月から横浜FMでプレーするマルティノスは、ここまでの公式戦で25試合に出場し5得点をマーク。昨季を上回るペースで得点を重ねている。同選手は24日、自身のツイッターで、バナナを食べる写真とともに同選手を侮辱する発言が書かれたツイートの画像を貼り付け「このような差別的な発言は絶対許せないし、非常に残念だと思っています」と訴えていた。
横浜FMの公式HP上でも「このことを初めて知った時は、冗談だと思い、無視しようと思いました。しかし、冷静に考えた時、この問題は自分だけの問題ではなく、子供たちや、多くの人に関わる重要な問題だと思いました。このような悲しいことを、自分だけで終わらせる為にも、敢えて声をあげることにしました。僕は日本、マリノス、そしてサポーターが大好きです。その日本でこのようなことが起きたことは大変悲しいことですし、マリノスのサポーターの行為ではないことを心より願っています。クラブと協力して大好きな日本から差別的行為を無くしていきたいと強く思っています」とコメントを発表している。
同クラブは「2014年の弊クラブサポーターによる差別的行為の後、『“FAIR PLAY, FAIR SUPPORT”差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません』をスローガンに、人権啓発活動を行っております。そのような中、このようなことが起きたことは非常に残念でなりません」と遺憾の意を表明。
「横浜F・マリノスは、いかなる差別的な行為も絶対に許すことはありません。これからも、横浜F・マリノスは、差別撲滅に向けた取り組みを継続的に行って参ります」と宣言している。
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By サッカーキング編集部
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