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【予想スタメン】外国人FWを欠く甲府と新潟、相性面で勝るホームチームがやや優位か

2016.08.12

2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第8節
8月13日 18:00 ヴァンフォーレ甲府 vs アルビレックス新潟(@山梨中銀スタジアム)

ヴァンフォーレ甲府 山本英臣が復帰濃厚、先制点が勝ち点3奪取のカギ

 リーグ戦は残り10試合。2ndステージが始まる前の段階で、佐久間悟GM兼監督は「ファイナル10(テン)」と呼び、ここからの戦いを重要視していた。その始まりの相手である新潟とは、2011年からリーグ戦負けなし(3勝6分)と好相性。甲府はダヴィ、新潟はラファエル・シルバ、両チームともブラジル人FWが出場停止ではあるが、現状チームに与えるダメージが大きいのは、新潟だろう。


 さらに心強いのは、山本英臣が11日の練習で主力組に入りプレーしたことだ。本人は「自分が必要とされるのだったら、それに応えたいと思うし、最高の準備をしていきたい」と、闘志を秘める。ピッチ上の指揮官の復帰は、チームに安心感、安定感をもたらしてくれるだろう。

 1stステージの対戦は2-2のドロー。そのとき強烈なFKで2得点に絡んだクリスティアーノは、すでに柏レイソルに移籍。背番号「10」を受け継いだドゥドゥには、試合を重ねるごとにマークが厳しくなっている。シャドーの位置に入る予定の田中佑昌、稲垣祥が、1トップの孤立を和らげて、できれば早い時間に3試合ぶりのゴールが欲しい。

 というのも前節の結果、両チームの勝ち点差は「4」に開いてしまった。上位にいる新潟にしてみれば、今回最優先すべきは甲府に勝ち点3を与えないこと。場合によっては引き分けでもOKだからだ。

 甲府の立場からすると、先制点がいつも以上の重みを持つ。もちろん2度のリードを2度追いつかれた1stステージの二の舞は、絶対に避けなければならない。(渡辺功)

アルビレックス新潟 前節で2ndステージ初の完封勝利、今節は主力3人が欠場

 前節のヴィッセル神戸戦は前半にラファエル・シルバがゴールを挙げると、柔軟な守備も良く機能して2ndステージ初の完封勝利を収めた。特に2列目と1トップを臨機応変にポジションチェンジしながらフル出場した成岡翔の戦術眼が生かされた形で、前からボールを奪いにいく守備、ブロックを形成して中に侵入させない守備、ゴール前で体を張る守備がチーム全体で共有され、ひと連なりの流れの中で機能していた。

 完封勝利の意味をより高めたのが、コンディション不良の舞行龍ジェームズの代わりに先発し、リーグデビューした西村竜馬が球際の強さ、粘りといった持ち味を発揮していたこと。その舞行龍も今週のトレーニングには合流しており、ここに来てセンターバックの競争は一気に熱くなっている。

 甲府戦ではチーム最多の7得点を挙げているラファエル・シルバが警告の累積で出場停止となる。リオ五輪のためチームを離れている鈴木武蔵、野津田岳人の合流は週明けとあって、アタッカーを3人欠いた状態となる。

 ただ、チームはラファエル・シルバが負傷で2カ月離脱していた時期を経験しており、その間に戦いのバリエーションを少しずつ増やしていったのも事実。システムを含めた選択肢を生かし、チームとして機能できるかどうかが試合展開を大きく左右することになる。今季初の連勝に、総力を挙げて挑む。(totoONE編集部)

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