バニシング・スプレーで印を付ける審判 [写真]=Getty Images
Jリーグは1日、2015シーズンより導入したバニシング・スプレーについて、公式試合での使用を中止することを決定した。
明治安田生命J1リーグでは10月3日、J2リーグでは10月4日以降のJリーグ公式戦での使用を中止することとなった。
使用中止の理由は、一部製品に液漏れが発生する製品があることが判明したため、株式会社モルテンが安全上、品質上の保証が難しいと判断し、製品の回収を決定したことによるものだと発表している。
バニシング・スプレーは、昨夏のブラジル・ワールドカップで使用され話題となったアイテムの1つで、主審が一時的な目印としてピッチに噴射するスプレー。スプレーの泡は約1分程度で完全に消えるため、後のプレーに影響を与えることなく使用できる。
ブラジルW杯後には、イングランドのプレミアリーグやスペインのリーガ・エスパニョーラ、イタリアのセリエAなど、ヨーロッパの主要リーグでも導入され、日本では昨季のJリーグヤマザキナビスコカップ決勝戦において試験的に使用された後、今季から正式に導入されていた。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト