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【J1最終節の注目カード 浦和vs名古屋】前節の痛恨ドローで首位陥落…不振を極める浦和はホーム最終戦で意地を見せられるか

前節の鳥栖戦で白星を逃し、G大阪に首位の座を譲った浦和  [写真]=浦 正弘

浦和レッズ 優勝の行方はG大阪の結果次第、名古屋戦勝利で吉報を待つ

 前節の鳥栖戦で終了間際にまさかの同点弾を許し、痛恨のドロー。この結果、第19節からずっと守り続けてきた首位の座をG大阪に明け渡すことになった。数字上は逆転優勝の可能性が残されているが、その道のりは非常に険しい。G大阪とは勝ち点62で並ぶものの、得失点で「7」の差をつけられている。G大阪が最少得点で勝ったとしても、浦和は9-0での勝利が必要となるため、実質的に自力でトップに立つ可能性はゼロに等しい。浦和はG大阪が引き分け以下の結果に終わるのを期待するしかないが、G大阪の相手は開幕から最終節まで最下位確定というリーグワースト記録を残して降格が決まった徳島。浦和の置かれている状況は厳しい。

 しかし、選手たちは前向きに戦おうとしている。鳥栖戦翌日の出来事にも励まされた。J1昇格プレーオフの磐田vs山形の一戦で、後半アディショナルタイムにGK山岸範宏(浦和から山形に期限付き移籍)が劇的な決勝ヘッドを決めるという奇跡を起こした。よく知る男が起こした奇跡に浦和の選手たちは大きく勇気づけられた。

 前々節のG大阪戦、前節の鳥栖戦と望む結果こそ出なかったが、ある程度はイメージ通りに戦えていた。サッカーそのものが機能していないわけではなく、選手たちも手応えを感じている。

 チームを引っ張ってきた興梠慎三は、G大阪戦での強行出場がたたって今節も欠場濃厚。不整脈の鈴木啓太もおそらくプレーできないと見られるが、その穴をチーム全体で埋めようと選手たちは奮闘しており、全体的なパフォーマンスも悪くない。今の浦和にできることは目の前の名古屋戦で勝利を収めることのみ。今季はナビスコ杯も含めて2戦2勝と結果は出せている。(神谷正明)

■浦和予想スタメン
3-6-1
GK
西川周作
DF
森脇良太
那須大亮
槙野智章
MF
平川忠亮
青木拓矢
阿部勇樹
宇賀神友弥
柏木陽介
梅崎司
FW
李忠成

名古屋グランパス 直近5試合負けなしと好調、前節の劇的勝利も追い風に

 5試合負けなし。その内訳は2勝3分で、引き分けた3試合は全て決定力不足に泣いた格好だったが、劇的勝利をつかんだ大宮戦を顧みても、名古屋の状態は良好だと言える。

 最大の不安は相手との兼ね合いだろう。特異なシステムをベースとする浦和とは今季2度対戦し、計7失点。類似した戦術を使う広島には2試合で9失点を喫しているように、名古屋が苦手とするスタイルである。

 ただし、リアクション気味の戦いの方が破壊力を増すのが今季の名古屋。前からのプレスとブロック守備を使い分ける全員守備を軸とし、そこからのカウンターとセットプレーで最も多くの得点を奪ってきた。ボール保持を許す時間が長くなると予想されるが、それは名古屋の強みを発揮しやすい状況でもある。メンバーも盤石だ。出場停止から本多勇喜が復帰するだけでなく、キャリアハイの得点数を記録した永井謙佑、中盤で貫禄のあるプレーを見せる田口泰士といった面々も絶好調。大宮戦で劇的ゴールを奪った小川佳純も先発に復帰する見込みで、ベンチには玉田圭司中村直志といった百戦錬磨の選手が控えるだろう。けが人が続出し、惨敗を喫した2度の過去とは一線を画す。

 優勝の懸かった埼玉スタジアムは完全アウェイと化す可能性が高く、リーグ戦では5連敗中とこの地を鬼門とする名古屋だが、選手たちはむしろこの状況にモチベーションを高めている。特別な雰囲気の中で優勝を争うクラブを倒す--。こんなに痛快なことはない。(totoONE編集部)

■名古屋予想スタメン
4-2-3-1
GK
楢崎正剛
DF
矢野貴章
牟田雄祐
田中マルクス闘莉王
本多勇喜
MF
田口泰士
ダニルソン
小川佳純
矢田旭
永井謙佑
FW
川又堅碁

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