J1第22節が30日に行われ、徳島ヴォルティスとサンフレッチェ広島が対戦した。
前節アウェーでのアルビレックス新潟戦に勝利した最下位徳島と、リーグ戦2試合勝利のない9位広島の対戦。ホームの徳島は開始早々にアドリアーノのシュートが広島GK林卓人を襲ったが、正面。広島はパスを回してボールを支配すると32分、ペナルティエリア内で相手DF福元洋平がハンドの反則を犯し、PKを獲得。これを先日発表されたハビエル・アギーレ新体制の日本代表に招集された皆川佑介が落ち着いて決め、先制に成功した。
前半で1点をリードした広島は後半に入って61分、森崎浩司が強烈なミドルシュートを放ったが、わずかに枠の上。徳島は左サイドからの攻撃を中心に反撃の機会を伺うが、崩せない。広島は77分にゴール前でパスをつなぐと柏好文がネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴール。直後に徳島は途中出場のキム・ジョンミンのパスを受けた、こちらも途中出場の津田知宏がエリア内左でシュートしたが、わずかにゴール左へ外れた。
徳島は86分に左サイドからのクロスをキム・ジョンミンがヘディングで合わせたが、枠の右へ飛んだボールはがっちりとGK林がキャッチ。後半は両チームとも得点は生まれず、1－0で広島が勝利した。
次節、徳島はアウェーで川崎フロンターレと、広島はホームでガンバ大阪と対戦する。
【得点者】
0－1 32分 皆川佑介（PK）（広島）