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【ACLラウンド16展望|横浜FM】負けたら終わりの一発勝負…キーマンは左ウイングでも起用のあの選手

今大会に入り左ウイングでも起用されている高野(右) [写真]=Getty Images

総力戦で乗り切ったグループステージ

 昨年のJリーグチャンピオンの力を示すときが、刻一刻と近づいている。

 横浜F・マリノスはグループステージを4勝1分け1敗で戦い終え、見事に首位でノックアウトステージ進出を決めた。カタールでの集中開催となった11月下旬からの大会再開後に限っても、2勝1分け1敗と勝ち越している。2月の開幕時の2連勝と合わせて、危なげなく次のステージへ駒を進めたと言っていいだろう。

 再開後の4試合は日替わりヒーローが生まれ、中2日という厳しい日程を総力戦で乗り切った。

 第3節の上海上港戦では、GKに抜擢されたオビ・パウエル・オビンナのPKストップと、試合終了間際の天野 純のゴールで1-0と競り勝った。グループ2位以内を確定された第5節の全北現代戦では、マルコス・ジュニオール仲川 輝人といった役者がゴールネットを揺らして4-1の完勝。全北現代戦から先発を総入れ替えして臨んだシドニーFC戦では、實藤 友紀が見事なボレーシュートをたたき込んだことが象徴するように、久しぶりの先発や慣れないポジションの選手がいてもチームとしてゲームモデルをしっかりと体現できた。

あえてキーマンを挙げるなら……

 決勝トーナメントに進んでからは、ラウンド16の水原三星戦を皮切りに中2日での連戦が続く。これからもチーム全員の力が必要で、選手・スタッフを含めた「一体感」を持ち味とする横浜F・マリノスの総合力を問われる戦いだ。

 あえてキーマンを挙げるとしたら、今大会に入ってから本職の左サイドバック以外に一列前の左ウイングでも起用されている高野 遼の名前を挙げたい。

 力強い縦突破とパワフルかつ精度の高いクロスは大きな武器に。前述した上海上港戦での天野の得点をアシストした場面のように、短い出場時間でも即効性あるプレーができることも大きな特徴だ。自身のプレーについて高野は「ポジションが後ろでも前でも、得点に絡むプレーは増やしていきたい」と意欲的に取り組んでいる。

 負けたら終わりの一発勝負だけに、積み上げてきたチーム力とともに勢いが重要なファクターになる。高野がラッキーボーイになれば、トリコロールの瞬間最大風速は増す。そしてアジアの頂点を極めるための決め手になるかもしれない。

文=藤井雅彦

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