ファーストレグではイグアインの2ゴールでユヴェントスが先勝 [写真]=Getty Images
9日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグ、ユヴェントスとモナコの一戦を前に、イギリス誌『FourFourTwo』が気になるデータを紹介している。
3日に開催されたファーストレグでは、29分と59分にユヴェントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインがゴールを奪い、敵地で2-0と先勝。CLで6試合連続の完封を達成し、2年ぶり9回目の決勝進出を大きく引き寄せた。
一方のモナコにとってはホームでアドバンテージを得ることができず、準決勝進出が厳しい状況となったが、今シーズンのCLで8試合に出場し、5得点を挙げている新星、キリアン・ムバペの活躍にも期待がかかる。
同誌はイギリスのスポーツデータ会社『オプタ』の記録を元に、両チームの特徴的なデータを並べている。
・ファーストレグで2得点を挙げたイグアインは、過去にもCLのノックアウトステージで強さを発揮している。今シーズンのCLでは5得点をマーク。
・ファーストレグでイグアインの2得点をアシストしたブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスは、2007-08シーズンのCL初出場以降、9得点25アシストを記録。右サイドバックとしては驚異の数字。
・コロンビア代表FWラダメル・ファルカオとムバペの2選手は、直近のモナコのCL16試合で合計10得点を挙げている。しかしムバペはファーストレグで得点できず、CLでの連続ゴールは4試合でストップ。
・直近のCLのノックアウトステージ計14試合のデータでは、ホームでのファーストレグで敗れながらも、セカンドレグで逆転し突破できたというチームがいまだ存在していない。CL全体の歴史を振り返っても、2チームだけとなっている。1995-96シーズンの準決勝でパナシナイコスと対戦したアヤックス(ホームで0-1、アウェイで3-0)と、2010-11シーズンの決勝トーナメント1回戦でバイエルンと戦ったインテル(ホームで0-1、アウェイで3-2)。
・両チームのCL準決勝での顔合わせは、1997-98シーズン以来、2度目。当時は2試合合計6-4でユヴェントスが勝利を収めたが、続く決勝でレアル・マドリードに敗れ準優勝となった。
・モナコが準決勝に進出したのは1993-94シーズン、1997-98シーズン、2003-04シーズンに次いで4度目。フランスのチームとしては最多となる。
・ユヴェントスは過去のCLでホームゲーム18試合負けなし(11勝7分)。最後に敗れたのは2013年4月のバイエルン戦(0-2)。
・ユヴェントスは621分間、無失点を記録中。CL6戦連続完封のクラブ記録は継続している。最後に得点を許したのは昨年11月のグループステージ、セビージャ戦。
・モナコは過去にアウェイで戦ったCLノックアウトステージ11試合のうち、2試合でしか白星を上げられていない(残りの9試合は2分7敗)。そしてその全11試合で失点している。
・モナコは爆発的な攻撃力が魅力だが、守備面では脆さを露呈。今シーズンのCLでは合計18失点を喫しており、そのうち直近のアウェイ3試合の合計失点は「10」。他の準決勝進出チーム(レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、ユヴェントス)のうち、ワーストとなっている。
By サッカーキング編集部
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