2日のディナモ・ザグレブ戦でCLデビューを果たした [写真]=Getty Images
セビージャに所属する日本代表MF清武弘嗣が、2日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節のディナモ・ザグレブ戦で公式戦9試合ぶりに出場した。チームを率いるホルヘ・サンパオリ監督は、試合後の会見で清武の出場がなかった理由に「代表チームでの長距離移動」を挙げている。クラブ公式サイトが3日に伝えた。
試合は、前半終了間際にディナモ・ザグレブが退場者を出したこともあり、セビージャが4-0で快勝。ベンチスタートの清武は、負傷欠場となった元フランス代表MFサミル・ナスリに代わって先発したブラジル代表MFガンソが足を痛めたため、75分から途中出場し、念願のCLデビューを果たした。
試合後の会見で、「またチームの成長を見せることができた」と勝利を喜んだサンパオリ監督は、「今日はガンソ、(マティアス・)クラネビッテル、キヨタケのプレーを見た。チーム内の競争によって、多くの選手の中から選ぶことができる」とチーム状況に満足している様子。
だが、9試合ぶりの出場となった清武について問われると、「彼は徐々に試合勘を取り戻しているが、代表チームでの移動は我々にとっていいことではない。これは我々がコントロールできることではない」と、日本代表での長距離移動を問題視。それでも「彼がこのチームに帯同して、常に高いレベルを発揮してほしいと思っている。今日の試合でも、出場直後から攻撃の一角を担っていた」と評価している。
セビージャは6日にホームで行われるリーガ・エスパニョーラ第11節でバルセロナと対戦。同試合後に迎える代表ウィークを前に、強豪相手の大一番で清武の出場とアピールに期待がかかる。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト