中国企業グループへの株式売却完了が延期したミラン(写真は昨季のコッパ・イタリア決勝) [写真]=Getty Images
日本代表FW本田圭佑が所属するミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が、中国資本に株式を売却した苦しい胸の内を自身のフェイスブックに綴った。イタリア紙『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』が11日に報じている。
ミランは5日、株式の99.93パーセントを中国企業グループに手放すことが決定。ベルルスコーニ名誉会長は「30年前、私は愛を示すためにミランを買収した。そして今回、その時よりもさらに強い愛を表現するためにミランを売却した。ミランが国際的な競争力のあるクラブと同等に渡り合えるよう導いてくれる企業にチームを委ねた。当然、譲渡は感慨深く、痛みを伴うものだが、もう一度、ミランを強くするために行ったことであると確信しつつ、穏やかでもある」と記し、愛するミランのためにやむを得ず売却したことを強調した。
さらにサポーターや選手、監督やスタッフらに感謝の意を記した同会長は「早い時間に私は、ミランが成功を収め、サポーターの人々と喜びを分かち合えると確信している。ミランは偉大な伝統に栄誉を与えることができるだろう」と続け、そう遠くない日に再び栄光を掴み取ることができると主張している。
By サッカーキング編集部
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