ボルシアMG戦で先発出場したマインツFW武藤嘉紀(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第19節が29日に行われ、日本代表FW武藤嘉紀の所属するマインツとボルシアMGが対戦した。
前節、昇格組のインゴルシュタットに0-1で敗れ、シーズン後半戦黒星スタートとなった8位マインツ。ここ3試合で得点を奪えず、勝利からも遠ざかっている。今節は、ホームに4位ボルシアMGを迎えて、4試合ぶりの白星を狙う。前節、開幕節以来の途中出場だった武藤は、1トップで2試合ぶりの先発出場となった。
試合は21分、マインツが均衡を破る。左サイドのハイロ・サンペリオが中央へ切り込み、相手を3人かわして横パスを選択。ペナルティエリア手前中央のクリスティアン・クレメンスが、そのままフリーで右足を振り抜くと、ブレ球のシュートはゴール右に突き刺さった。マインツは4試合ぶりの得点で先制に成功した。
追い付きたいボルシアMGは35分、カウンターからチャンスを作る。左サイドを抜け出したヨナス・ホフマンのパスから、走り上がったラファエウがエリア内左でシュートを放つが、GKロリス・カリウスに阻まれた。一方のマインツは44分、エリア手前左でパスを受けたユヌス・マッリが、枠の右下隅を狙った右足シュートを放つが、反応したGKヤン・ゾマーに弾き出された。前半はマインツの1点リードで折り返す。
後半に入って膠着状態が続く中、マインツは67分、武藤を下げてジョン・コルドバを投入し、追加点を狙う。ボルシアMGは73分、立て続けにチャンスを迎える。味方のスルーパスでエリア内左に抜け出したオスカル・ヴェントが、飛び出したGKカリウスもかわしてクロス。中央でラース・シュティンドルがヘディングシュートを放つが、相手DFガエタン・ブスマンに頭でブロックされる。さらに、こぼれ球に反応したラファエルが、DF3人の並ぶゴールにフリーでシュートを放つが、懸命に戻ったGKカリウスの好セーブに阻まれた。
試合はこのままタイムアップを迎え、GKを中心に守り切ったマインツが1-0で4試合ぶりの勝利。シーズン後半戦初白星を収めた。なお、先発出場した武藤は67分までプレーした。一方、ボルシアMGは2連敗で、シーズン再開後初勝利はお預けとなった。
マインツは次節、2月6日にアウェーで日本代表のMF清武弘嗣、MF山口蛍、DF酒井宏樹の所属するハノーファーと対戦。ボルシアMGは同5日にブレーメンをホームに迎える。
【得点者】
1-0 21分 クリスティアン・クレメンス(マインツ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト