久保建英とイマノル・アルグアシル監督 [写真]=Getty Images
レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、6日に行われるコパ・デル・レイ(国王杯)・準決勝ファーストレグのマジョルカ戦に向けた意気込みを語った。5日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
33シーズンぶりの優勝を成し遂げた2019-20シーズン以来の国王杯4強入り果たしたレアル・ソシエダ。公式戦直近5試合で3勝2分と安定している一方で、DFアルバロ・オドリオソラやDFキーラン・ティアニー、FWシェラルド・ベッカーらが負傷離脱中、DFロビン・ル・ノルマンやFWミケル・オヤルサバルあたりもコンディションが万全ではないなど、マジョルカ戦を前に不安要素を抱えている。
そんなレアル・ソシエダに、大陸コンペティションに参加していた“援軍”が到着。アルグアシル監督は、大会敗退後即チームに合流したマリ代表DFアマリ・トラオレと日本代表MF久保建英について、「彼らは順調にここに戻ってきて、熱心でやる気に満ち溢れている。ラ・レアルと決勝に進むことを楽しみにしているはずだ。代表チームではその場所まで辿り着けなかったからね」と意欲に燃えていることを明かした。
また、4年ぶりの準決勝については「最大限の熱意を持っているし、まだ何も成し遂げていないことを知っている。近年、我々は幸運にも準決勝を突破し、決勝に進出することができたが、まるでそれも遠い過去のことに思えるよ。再び準決勝を戦えることは嬉しいけど、相手も同様に願望と熱意を抱いているだろう」としつつ、「成功の秘訣は、セカンドレグがあることを考えずに、全ての試合を決勝戦として捉えること。もう1試合あるとたかを括れば、必ず躓くことになる」と戒めを語っている。
さらにアルグアシル監督は、「歴史的なチャンス」と度々強調。すでに一度大会を制しているものの、過去の栄光は関係がないと口にした同指揮官は「決勝の舞台に立つのは初めて、という心意気でプレーしようじゃないか。我々は今に生きているのだから、あれはもう過去のことなんだ。それに今回は、ファンとともに、大きな歴史を作るチャンス」と“無観客開催”という新型コロナの余波を受けた前回だっただけに、今度はファンの前で優勝したいと述べている。
敵地で行われるマジョルカとのファーストレグは日本時間7日5時キックオフ予定だ。
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By サッカーキング編集部
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