ラ・リーガ第19節が2日に行われ、日本代表FW久保建英の所属するレアル・ソシエダはホームでアラベスと対戦した。
久保は右サイドの攻撃的なポジションで先発。ホームのソシエダが立ち上がりから主導権を握ったが、自陣でブロックを敷くアラベスの守備網を崩しくれない。すると36分、アラベスの前線へのフィードボールを前に出てカバーしようとしたGKアレックス・レミロが目測を誤ってしまう。相手FWが裏に走り込んでいたことあり、バウンドして頭上を超えそうになったボールを思わず手で処理。これが一発レッドとなり、ソシエダは前半から数的不利な状況となる。
ソシエダはGKレミロの退場を受け、アンドレ・シルヴァを下げてGKウナイ・マレロを投入。久保は数的不利な状況の中で攻守に渡って奮闘し、自陣深い位置での守備やサイドでのボールキープで時間を作ったが、76分にセットプレーの流れから自陣ボックス付近でセカンドボールを拾われると、ミケル・メリーノがアンデル・ゲバラを倒してPKを献上してしまう。このPKをルイス・リオハに決められ、アラベスが先手を奪った。
苦しい時間の続くレアル・ソシエダは終盤、ボックス内での接触プレーからPKを獲得したが、VARの末にノーファウルの判定に。後半アディショナルタイムには、ゴール正面のボックス手前から久保が左足を一閃。強烈なシュートが枠を捉えたが、ボールはクロスバーを直撃し、ゴールとはならない。久保は直後にアルセン・ザハリャンと交代する形でピッチを後にした。
しかし、8分と表示されたアディショナルタイムにドラマが待っていた。前線へのフィードボールをウマル・サディクが収めると、ボックス左に流れたボールを前線にいたイゴール・スベルディアがゴール左に流し込み、1−1の同点に。レアル・ソシエダは土壇場で勝点1を加えることに成功し、これで3試合連続のドロー決着。一方のアラベスは、最後の最後に勝点2を失う結果となった。
久保がアジアカップに参加するためチームを離れるソシエダは、8日にコパ・デル・レイでマラガと対戦。14日にはラ・リーガ第20節でビルバオと敵地で対戦する。
【スコア】
レアル・ソシエダ 1-1 アラベス
【得点者】
0-1 76分 ルイス・リオハ(PK/アラベス)
1-1 90+6分 イゴール・スベルディア(レアル・ソシエダ)
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By サッカーキング編集部
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