欠場者続出のバルサ、L・デ・ヨング弾でマジョルカ撃破し5位浮上！…久保はベンチ外に

　ラ・リーガ第19節が2日に行われ、MF久保建英の所属するマジョルカとバルセロナが対戦した。なお、久保はこの日ベンチ外となっている。

　匿名で新型コロナウイルスの陽性者が複数出たことを発表していたマジョルカ。この日メンバー外となった久保もその内の1人と現地メディアにより推測されていたが、この日の試合前にはピッチで汗を流す姿が確認されており、次節以降の復帰が期待される。一方のバルセロナも新型コロナウイルスの影響で8人の欠場者を抱えており、出場停止や負傷も含めると主力の半分以上がいないなか、フェラン・ジュグラやルーク・デ・ヨング、イリアス・アコマック、リキ・プッチらが先発に名を連ねた。

　前半から主導権を握ったのはバルセロナ。10分、右サイドからカットインしたイリアスが左足でゴールに迫る。29分には、ジュグラからのラストパスにルーク・デ・ヨングが右足を伸ばして触れるも、このボールはポストに嫌われた。直後にも、オスカル・ミンゲサのクロスからL・デ・ヨングが今度は豪快なオーバーヘッドを見せるも、このシュートはバーに直撃する。

　すると迎えた44分、ミンゲサが右からアーリークロスをあげると、ファーサイドで空中戦に競り勝ったのはL・デ・ヨング。GKマノロ・レイナが足を滑らせたゴールに頭で叩き込み、前半のうちにバルセロナが1点のリードを手にした。

　後半も追加点を狙うバルセロナは59分、エリック・ガルシアのパスに抜け出したロナルド・アラウホが左足で折り返すと、ゴール前でL・デ・ヨングが合わせるもボールは枠を捉えられず。スコアの動かないまま、終盤にかけて徐々にマジョルカもペースを掴み始めると、84分にはFKに飛び込んだロドリゴ・バタグリアがゴールに迫るもネットを揺らすことはできない。

　するとアディショナルタイムの90＋2分、マジョルカに決定機が訪れる。アーリー気味のクロスに、ファーサイドに走り込んだジャウメ・コスタがフリーで合わせると、左足で枠を捉えたシュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが右手一本のビッグセーブで弾き出した。

　試合はこのまま終了。離脱者続出で満身創痍のバルセロナだったが、多くの若手を起用した一戦で貴重な勝ち点3を奪い、ラージョやレアル・ソシエダが勝ち点を落としたためリーグ5位に浮上した。

　次節は8日、マジョルカはレバンテと、バルセロナはグラナダとそれぞれアウェイで対戦する。

【スコア】
マジョルカ　0－1　バルセロナ

【得点者】
0－1　44分　ルーク・デ・ヨング（バルセロナ）