育成年代から国際交流豊かです
文●アルビレックス新潟バルセロナ2期生:宮本忠哲
サッカーに関する仕事がしたい。そう思ったのは大学生になってからでした。プレイヤーとして目立った経歴はありませんが、大学でマネジメント系の授業に興味を持っていた僕は、自然とフロントの仕事に興味を持つようになりました。地元近辺で在学中にサッカー関連の職業の経験を積めないか探していた所、アルビレックス新潟バルセロナを見つけました。バルセロナの街でサッカーを体感できる。これ以上の経験はないと思いました。
リーグ戦の合間やオフ期間にはトーナメントが。先日ミニクラシコを観戦しました
どうしてバルセロナを選んだのか。正直、理由なんてありませんでした。安易な考えのもと来たわけです。しかし前回の記事で書かせていただいたように、日々様々な人達と出会い、自分という人間を大きく見直すこととなりました。
Twitterなどから簡単に入手できるリーガエスパニョーラの戦術情報
そんな中、一つ徐々にイメージできてきている夢があります。それは”育成”という力で日本サッカー界に貢献したいという思いです。バルセロナの街にいると入ってくるバルセロナのサッカー事情。またネットなどから日本のサッカー事情も入ってきます。そこで日本に足りていないと感じるのが選手の”育成”。今はバルセロナの育成環境について深く知り、日本に戻った時に活かせるようにしようと考えています。
個人ではなくチームを大事にするスペイン。先日チームで山登りに行き、その後は一つの大きなテーブルを囲んで昼食会
逆に日本は経済的な余裕からまた違う良さがあると考えています。日本で育成面に貢献しながら、日本の良さを吸収し、バルセロナのサッカー界に恩返しする。
カタルーニャ州の社会人から小学生まですべてのリーグ戦の詳細をチェックできるサイト、簡単に操作できます
今はなによりスペインの育成についてより深く知りたいと思っています。